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カテゴリ:家庭力
今日、地元でやっている親向けのワークショップに参加しました。
娘の通っている幼稚園のお友達のお母さんたちの活動で 定期的に行っているワークショップで、タイトルは 『子どもの話を上手に聞こう』 平日の午前中なので当たり前かもしれませんが お母さんたちが50人ほど参加していて男性は私一人でした。 仕事がら普段ワークショップには慣れているつもりでしたが さすがに最初はちょっと違和感を感じてしまいました。 講師の方は、JAMネットワークというNPO法人の方々で 子どものじぶん表現力を伸ばしていくために、親子のコミュニケーション を普及する活動をされています。 2時間ほどのワークショップでしたが、ロールプレイなども入っていて、 とてもわかりやすく実践的なものでした。 特に、子どもが気持がたかぶっていたり、泣いていたりするとき、 まずは、親が言いたい気持をよこに置いて、包み込んであげ、 気持を吐き出させてあげ、整理してあげて、最後に親の気持を 伝える、という流れは、まったくその通りだなと思いました。 同じグループになったお母さんたちと、泣いている子どもに どういう言葉をかけるか、というディスカッションでは、 頭ではわかっていても、親の自分に余裕がないと、ついつい 厳しくなってしまったり、自分の持って行きたい方へ 誘導してしまったりする、という声が多く出ていました。 そこでひとつ発見したことは、お母さんたちからは、子どもの気持 聞くような言葉がけが多く、ではどうするのかという解決策を促す ところはあまり出てこなかったのです。 気持を受け止めてあげて、話をよく聴いてあげたうえで さて、どうするというところになると、親としてよかれと 思う方向へアドバイスや指示をしてしまいがちです。 講師の方もおっしゃっていましたが、ここが一番重要なところで ここで、子ども自身に考えさせるアプローチをしてあげると 子どもの自信につながります。 たとえば、 「今度同じようなことがあったら、どうする?」 「もう一度やり直せるとしたら、どうする?」 「ほかにはどんなやり方はある?」 「あなたならどうしたい?」 というような感じです。 最後に講師の方も力を入れて伝えていらっしゃいましたが、 子どもが生きていく力の中で大事なひとつは 自分に自信を持つことであり、そのためには自己肯定感が とても重要だということです。 そして、自己肯定感を高めるには、なんといっても 子どもを認めて、励ます言葉が一番効きます。 何かがあって泣いている子どもが一生懸命全部話してくれた としたら、最後に、 「話してくれてありがとう」 の一言を伝えたいものです。 その一言がきっと子どもに、話してよかった、また話してみよう という意欲と自信を育んでいくと思うのです。 ワークショップが終わって感じたことは、 子どもの自己肯定感はもちろんのこと、親自身の自己肯定感も やはり同じぐらい大事なのだなということでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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