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カテゴリ:自然
週末に富士山の樹海でキャンプをしました。 以前から、特別に何をするでもなく、ただただ焚き火を囲んで過ごす キャンプをしてみたいと思っていました。 そこは、樹海のイメージとは違って、ちょっと開けた 明るい森でした。 一年中、薪に困らないほどの豊かな森で、 鹿や他の動物たちの気配もします。 そしてその森の下には富士山からの溶岩が横たわっていて 私たちは、まさに富士山の体の上に寝ているような感じなのです。 キャンプサイトに着いて、荷物を降ろし、 近くの樹海を散策したあと、ゆっくりと火を興しました。 数人で周辺から薪を拾っただけで、たっぷり一夜分あるかと 思えるほどの薪が集まりました。 そこで夕食を作り、お腹を満たしたあとは、 ただただ、焚き火の周りで過ごしました。 そうやって火を囲んでいるだけで、不思議と安らぎを 感じ、遠い記憶が甦るような感じがします。 きっと遠い遠い昔の人々もこうやって焚き火を囲んで 夜を過ごしていたことでしょう。 私たち日本人の生活の中には、囲炉裏という、まさに 毎日家族で火を囲む習慣が、ついこの間まであって、 私たちの体に中にも記憶として、しっかり残っているのだと思います。 暗い夜に、火のありがたさを感じ、仲間や家族の つながりを確かめ、大いなる自然の中に生きていること を思い出すような、そんな時間を失ってはいけないと思います。 大切な記憶を次の世代に受け継いでいきたいと 強く感じた樹海の夜でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月25日 23時53分03秒
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