|
カテゴリ:PHOTO付き日記
その頃には雨がしとしと降り出していた。傘をさしつつ,まずは天守閣へ。こんな天気なのにビニールシートを敷いてお花見してる人もちらほら。雨天決行かぁ…とこんな日に雨に降られた運の悪さに同情してしまう。 入場券を買いに黒門へ向かうと,『天守閣見学90分待ち』の札が掲げられていた。アトラクション並の待ち時間にギョッとする。 小雨が降る中一時間半は辛いね…と,天守閣の中に入るのは後回しにしてとりあえず,写真を撮ろーと天守閣下へ向かった。 天気が悪いせいでちょーっと暗めだけどまぁまぁ良い感じに撮れました,下から見た彦根城☆とりあえずblogに載せる写真はゲット(゜∀゜)♪ そのあとは,『西の丸三重櫓』で開かれているワダエミさんの衣装展(映画『千利休』や韓国映画の衣装を手掛けたデザイナーさん)を見学。昔の人が着る服とは思えない斬新さと,手の込んだ繊細な刺繍が同居した衣装は,見てるだけでため息モノ。デザイン,すごいなぁ~ そのあとは四代藩主井伊直興が造営したという『玄宮園』へ。大名庭園だけあって,広~くて優雅。中に大きな池があるのだけど,なんでも池を琵琶湖に見立てて,近江八景のミニチュアみたいにしてあるらしい。庭に近江八景て…考えることがスケールでかいね(笑)琵琶湖を愛する愛国心も感じてなかなかオツな気分になりました。 次は『彦根城博物館』 中には井伊家伝来の美術品や武具がたくさん展示してあった。あの時代の甲冑って,頭にナガーイ金の角みたいなのがついてるんだけど,一体何のためについてるのか不思議でつい, 「これって何のためについてるんやろ?」と妹に問い掛けると近くにいた,係員のおっちゃんが 「これはね~」と教えてくれました。 あの角の長さが位を表していて長いほど偉い武将ということらしい。でもあくまで基地で被るだけの兜で,戦場には被っていかないらしいけど。そらそうだ。あんな長い角,頭振る度どっかに当たって戦いに差し支えるもんね。 実際に彦根城まで足を運んで歴史に触れたわけだけど,昔の人ってほんとすごいなって感じた。 石垣一つ取ったって,独特の積み方があったり,服にしたってすごいしつらえと重さだし…何でも便利になっていって,手間がかかることをマイナスと捉えがちだけど,手間をかけ,丁寧に作ったものはやっぱり長く伝えられていくし残っていく。地道に積み上げ作り上げていくことで,足場の固い簡単にはすたれないものが生まれるんやなあと。人生も同じで,ゆっくり地味でもこつこつ丁寧に足場を固めた方が後のためにはなるんかもな~ 焦らずがんばろうっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月21日 15時55分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[PHOTO付き日記] カテゴリの最新記事
|