ユン・ソクホ監督の『冬のソナタは終らない。』を読んで
図書館で予約してたのですが、やっと順番がまわってきて、ユン・ソクホ監督著『冬のソナタは終らない。』一晩でいっきに読み終えました。『冬ソナ』から『愛の挨拶』まで写真もいっぱい挿入されていたし、監督ならではの視点で、冬ソナ関連本の中ではやはり一押しかと思います。うーん、やっぱり買えばよかったかなぁ~!脚本家の二人が書かれた『もうひとつの冬のソナタ』よりいいかも。撮影秘話や苦労話、『冬のソナタ』の韓国と日本の評判の違いから、監督の他の作品『秋の童話』『夏の香り』について。さらには『冬ソナ』出演者へのメッセージや、監督が発掘した俳優ぺ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、ウォンビン、ソン・スンホン、リュ・シウォンにムン・グニョンに対する思いなど。読み応えがありました~!ヨンハに関する記述が初耳だったので、感想はまた後ほど~。---------------今書かないと、いつになるかわかんないのでちょっと無理して書くことに。ユン・ソクホ監督、大監督なので、何を言っても許されるのでしょうけど、関係者が読んだらびっくりするようなコメントをサラッと書いているのが潔くて良かったです。ヨンハへのメッセージを抜粋すると...『パク・ヨンハさんが目に止まったのは、彼が歌がうまかったからなのです。(略)彼はその頃、俳優業を少し休んで、歌手デビューする機会をうかがっている状態だったので、歌を耳にしたのですね。(略)実物の彼はブラウン管を通して見るより、ずっといいんですね。顔もいいし、演技も経験が長くてうまい。不安があるとすれば、パク・ヨンハさんの年齢がぺ・ヨンジュンさんよりかなり下で、チェ・ジウさんよりもさらに下でした。それでちゃんと同級生に見えるかな、(略)年下ということで演技に遠慮が出ないかな、とも心配しました。』この演技に遠慮については、ヨンハ自身も最初非常にやりにくくてプレッシャーだったというようなことを言っていたように思います。5歳も上のヨンジュンssiに「おまえ」「このやろう!」って言うのが難しかったと言っていたような(^^ゞ『でも、そうした不安より、会う前にいろいろ抱いていた不安のほうが大きかったかもしれません。(略)パク・ヨンハさんは『冬のソナタ』に出演する当時、すでにドラマの主役をはったりもしていたのですけれど、あまりネームバリューのある俳優ではありませんでした。『雪花』(KBS)というドラマやそのほかのドラマに出演しているときも、私は彼を見ていましたが、ドラマが今ひとつだったのです。』(・_。)ズリッこれから『雪花』見るのを楽しみにしている私ですが、ユン・ソクホ監督曰く、「今ひとつ」ですか(T.T)『「俳優の○○が出ると必ずドラマが失敗する」というジンクスがあるので、(略)パク・ヨンハさんはちょうど、そういうジンクスがついてしまい、俳優としてはちょっとスランプの時期だったのです。それで、私も彼に実際に会うまでは、キャスティングして良いものかどうか、ずいぶん迷いがあったのです。』w(☆o◎)wガーン冬ソナ前のヨンハにはそんなジンクスがついていたとは...今となっては過去の話だけど、そんなことをサラッと言ってしまう監督って(^_^;)結局、監督はヨンハ本人を見て、そんなジンクスは気にせずキャスティングされたわけですね。で、当初はサンヒョクはもっと強い男で、ミニョン(チュンサン)と対立させる予定だったそうですが、ヨンハの「いい人」のイメージにあわせて、サンヒョクを「悲しく耐える役」に変更されたそうです。深いソナチアンやヨンハチングの方には周知の事実なのかもしれませんが、へーへーそうだったのか~!!!ってなことがいろいろあって、興味深い1冊でした。へ~な部分をあげたらキリがないですけど、もう少し。『冬のソナタ』のユジン、『夏の香り』のへウォンは韓国女性には「ぶりっ子」だと嫌われたそうだとか。私、ユジンもヘウォンも大好きなのに~(^_^;)特にヘウォンなんか自分とは対極な匂いがして、すごく惹かれるキャラクターなんだけどなぁ(笑)韓国女性には強い女が人気があるんですね。日本のドラマの世界も少し前まではそうだったのかなぁ。それと、すごく当たり前だけど納得したのが、監督の撮るドラマは「ファンタジー」だと。うむうむ、納得。「リアリティーとファンタジーは両立しないから、リアリティーを追求する気持ちが鈍くなってきた。」そうです。そうそう、ミニョンさんはファンタジーなのよね...いたらいいな♪の夢の世界ですね(笑)いやいや、久しぶりに『冬ソナ』の世界に浸かりました。駆け足で読んだので、もう一回読みたいな~と思いますが、次にも予約が入ってる本なので、さっさと返さないと行けないんだよなぁ。やっぱり買うか!?