昼夢
電話が鳴った。自分以外に出る者が無かったので、自分が受話器を耳に当てた。「もしもし、○○(オレの本名)ですが」「キミんちのガスを盗んだよ」「・・・・・え?」「だから、君の家のガスを盗んだの」「・・・・・え?」えらく落ち着いた声だったので男かと思ったが若い女のようだった。女は「105Bの5だよ」と謎のワードを言うと電話を切った。受話器を置き、あわてて親が夕食を作っている台所に飛び込んだ。「ガスを盗んだ?なんじゃそりゃ」父親がフライパンを載せているコンロは相変わらず青い小さい炎の輪を形作っている。「おかしいな・・・」確かにガスを盗むなんてどうすればいいんだ。パイプに穴を開けて自分の家に通しているとでも言うのだろうか。しかし電話してくる意味が分からない。なぜか電話に執着してしまったオレは電車に乗って次の駅で降りた。「105B」というのはマンションあたりに関係していると考えたからだ。・・・・と、言うところで目が覚めちゃったんだよなー降りた駅のある町だけどさ、夢の中ではマンションの多い町みたいな風に書いてるけど実際マンションが多くはないですー。しかし、変な夢だったよなー