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カテゴリ:music
On the cover of my paper Loves everyone everyone T.レックスはアナログで聞かなくちゃ駄目だ!! ・・・って今頃気づく耳が腐った人がここに。 なんか足りない、っていうより決定的なものが足りない。 80%ぐらい本質的なものが抜けちゃってる。 それはあんまり「電気の武者」では気がつかなかったけれど 「ザ・スライダー」とか「タンクス」だとすごく気になるの。 これは今のプレイヤーがボロいせい?だけじゃないと思う。 アナログのスライダーを聞くと、いつも感じるのはポップだったりキャッチーだったりセクシー、なんて常套句じゃなくって圧倒的な荒涼感、Desolationの感覚。 ジャケット写真みたいに、冬のハムステッドヒースに一人で居るみたいな。 だからどんなにメタル・グウルーやテレグラム・サムが楽しくても、 チャリオット・チューグルになると寂しくて泣きたくなってくる。 あんな豪華な曲なのに。 華やかさの中の物悲しさ、とか寂しさを日本人は繊細に感じ取るけれど ほとんどの英国人には欠落している。 だから英国より日本の方がソングライターとしてのマーク・ボランの評価も高いのかも。 「ザ・スライダー」出した時、「自分にとって大成功の年だったけれど、これ程一人で泣いた年はなかった」と語っていたマーク。 機微が判る日本のスターだったら良かったのにね。 ボールルーム・オブ・マースも、アナログの方が1000倍セクシーで 幻想的に聞こえ(た気がす)るし。 メイン・マンもアナログであの甲高いコーラスを聴くと、本当にこれで 祭りは終わりなんだなぁって感じるの。 CDだとロッケンローラーのカッコいいT.レックスは伝わってくるけれど 物悲しさや荒涼感は全然伝わってこない。 キャディラックだってアナログのほうがずっとぴかぴかに輝いてるし。。 なんだかCDって'The gist of T.Rex'というか。要点というか。 んぁ知識とボキャブラリーが乏しくて上手く説明できない・・orz 「美味しい~」しか言えない食べ物レポーターみたい。 一方ティラノザウルス・レックスは過剰な神秘性が失われる分、 私みたいな凡人も聞きやすい(気がする)んだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/08 09:50:11 PM
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