By the Light of the Magical Moon (Marc Bolan)

こんな奴にまともにロックが出来るわけないじゃん、と思わせてくれるDキャシディ

グラム・ロックのナイスなサイトでおます。何がナイスかって、いきなり、Bolanはセクシャル・タイム・ボムだって。思わず、「チュ・チュ・チュ・チュ・チュ・チュ・チェリーボム♪」と口ずさんでしまったよ（古）。大丈夫かよスティーブ、みたいな。あ、スティーブっていうのはサイト･オーナーね。このサイト、いろんなことを教えてくれました。

まず、「Teenage Dream」の頃のコカインでイカれてた超俺様なマークは、トップ・オブ・ザ・ポップス（TOTP)にT.RexじゃなくてMarc Bolanとして出ていたこと。「Zinc Alloy」を無記名で出そうとしていたこの頃のマークなら、さもありなん。
そして何より、グラムの終焉が1975年・・T.Rexが落目になる2年も後だっていうこと。Marcという人は100%右脳で生きてるんじゃないかと思うぐらい、本能的に流行を捉えるのが上手いんだけれど、マーケティング能力はゼロね。マーケティングの天才はボウイで、マークの失敗作と言われるソウル三部作なんかも上手く取り入れてるし、アメリカ･ツアーのタイミングといい、T.レックスに関しては研究しつくしてますね。いつもの、私の妄想じゃないですよん。このあたりは気が進まないけれど、ちゃんと、ボラン伝に書いて、後世に残さねば・・ってどんどん分量が増えそう。めんどくさいよぉ。早く死んでくれぇMarc。。。

それはともかく、一般に日本で言われている「グラム･ロックの終焉と共にT.レックスの人気に蔭りが」というのは全くの間違いのようです。マークの最大の過ちは（ああ、書くのいやだなぁ）「美しすぎた」ことなんだそうです。少なくとも、英国では！！日本人の私としては、後から出てきたアイドルのデビッド・キャシディーなんかのほうが、よっぽど美しく見える訳ですが・・でもこんな女々しい顔の奴にまともな音楽が出来るかよって思っちゃうのも確か。キャシディの歌なんて一曲も知らないよｗ。とゆー現象が、英国のT.レックスに関しても起こっていた（そして今も）らしいのです。痩せている時のMarcはキャシディーなんか比べ物にならないほどの（あぁ又書くのイヤ）美貌なんだそうで（ぇ）・・orz あくまでも、イギリス人の話よ（くどい）。
だから、T.レックスのファンは99.9%女の子。後の0.1%は後のマーク・アーモンドとかボーイ･ジョージみたいなボーダー系。グラム･ロックバンドっていう以上に、NO１アイドルだったのですな。アイドル=消耗品だし、でぶっちゃったらもう、どんな名曲だしてもお終いですよね。

男の子には嫌われまくってたT.レックスには、すき間産業が発達しました。特に労働者階級の荒っぽい男の子はSladeだし、オタクの心を掴んだのはボウイ。両者のファン層とも、若い女の子なんかより、ずっと長持ちするし、ちゃんと音楽も聴いてくれるし。名曲「Children Of The Revolution
」は「センスの悪い」男の子達の反撃で、Sladeに一位の座を奪われてしまったのでした。（「Mama We're All Crazy Now」・・Sladeみたいに綴れなくてごめんね！）

英国の批評を見てると、すごく的外れな気がするんだけれど、T.レックスの音楽性を未だに粘着してさげすむ人達は全員、男性の、マークが「見捨てた」客層（含ティラノファンのヒッピー）。日本のほうがちゃんと音楽性を評価してるっていうのは、たとえ、ロック･スターとして、すごく魅力的なルックスであっても「さほどマークが（正統派の意味で）美しい」とは思えない、っていうことがすごく幸いしてる気がします。

（世界一好きな顔だけれど・・だってねぇ、顔四角いし、あご割れてるし・・）しっかし、ボケ老人のように同じ話繰り返してるね、私。だってやっぱり書いてあることと自分の目で見てる映像のギャップが凄すぎて。。
ビューチフルって、私が言ってるんじゃないんですぅ。英国人が、英国人が・・