|
テーマ:洋楽(3366)
カテゴリ:非マーク
BPファロン氏のように、過去の記憶をを過大に華々しくインプットしちゃう人もいれば、過去の記憶が全く滑り落ちてしまった私のような人もいるわけで。未だゴスロリ・ファッションを買い漁っている友人(しかも年上)に指摘されるまで、ゴス・ファンだったことも忘れてました。何、ほんの20数年前の話ですけどね。あの頃ロンドンではBatcaveというクラブを中心に、雨後のタケノコのようにゴス・バンドが多量発生していたのです。スージー・スーやバウハウスらゴス・ミュージシャンが続々とT.レックスのカバーをしていたのもこの頃。Batcaveではパンクやゴスな曲に混じって「20thセンチュリーボーイ」もガンガンかかっておりました。 当時、大好きだったバンドに、Christian Deathがありました。西海岸ではカルトな人気を得ていたのですが、英国ではゴス流行なのに、全く無名。シンガーのRozz Williams氏は(この頃のアメリカ人ではありえないことに)マークの大ファンで、特にマークの詩を絶賛しておりました。ロズは当時、弱冠20歳(私も若かったけどさっ)。近寄り難いぐらい、すごい美形でした。マークみたいなタヌキ顔が好きな私の好みじゃないけどね(黙れ)。 だんだん、実験的で難解に方向性が変わって聴かなくなったけど、早熟な彼が16歳の時に録音したアルバム「Only Theater of Pain」は今でもお気に入りです。ゴシックというより、80年代のバンドで今でも聞いているのはこれだけかも。お耽美しながらも、難解で幻想的(そして激しく背徳的)な詩にノイジーなギター/パンクなのにしっかりロックのベースに乗ったキャッチーな曲は、Tレックスのファンなんだなと思わせます。 当時はキワモノ扱いのGothも、今はマリリン・マンソンのおかげで世界的に市民権を得たようで、79年から早々とGoth(当時はDeath Rockと言われていた)をしていた先駆者、クリスチャン・デスもメンバーチェンジやら、バンドを他のメンバーに乗っ取られるやら、紆余曲折を経ながら、「伝説の」バンドになっておりましたが、やはりクリスチャン・デスといえば、私の中では十代のロズが始めたバンドなのです。 しかし、昨日、遅ればせながら、ロズ氏は98年に自ら命を絶ったと知りました。合掌。ソロ・キャリアも順調で、自殺の原因は不明だとか。ロズは、今ではゴス・アイコンとして世界中の若者を引きつけていて熱烈な弔辞も後を絶ちません。(書いてある内容がマークファンのそれと似ているのは、ジャンルが違っても二人ともカリスマ性のあるスターだからでしょうか。) クリスチャン・デスのMLを探したら沢山出てきました。「T.Rexからクリスチャン・デス、そして浜崎あゆみまで」というすごい組み合わせの海外MLに試しにもぐりこんでみたら。。会員が350人以上いるのに、1000通ぐらいある全ての発言を一人の人がしていました。うーーん、すごい。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/28 01:43:34 AM
[非マーク] カテゴリの最新記事
|
|