By the Light of the Magical Moon (Marc Bolan)

Marc以外はThe Crampsや45Graveみたいな怪奇な人が好きというのは、どうもB級ホラー好きからきているようです。Marcも可愛い最盛期じゃなくて眼窩が落ち窪んだホラーな時代が大好きだし。

先日、某遊園地のお化け屋敷に嫌がる連れを無理やり引っ張りこんだのですが、めくるめくゴシックな世界とは程遠い低予算ホラーハウスとはいえ、楽しくて笑いが止まりませんでした。連れは泣いていたりしましたけれど、私はこのままここに留まってここで生活をスタートさせたい気分でしたよ。
マネキンと一緒に真っ赤なお風呂に入るなんて楽しそうじゃありませんか。
お化け屋敷って言ってもお化けが出るわけじゃなくて人がおどかすだけなので、「びっくりさせ屋敷」っていう名前にすべきですよね。脅かす人たちも、こちらの予想をはるかに下回る、しょぼい脅かし方なのでとても安心感がありました。クアハウスなんかより余程、癒されます。

（明け方にマッドマックス実写版みたいな街に一人取り残された時は、さすがに鈍感な私もヤバイと感じましたが。本当によく生還したものです。いい年こいた娘が危険地帯に迷い込んで死んだ、なんていったら今頃、親は近所の笑い者でしょう。地方都市に三代住み着いちゃうと何かと大変です。）

閑話休題。

そういうホラーなノリで買ってしまったCD「The Whip」いやぁ、まさかこれがCD化されているとは思いませんでしたわ。我が青春のCD？まぁ色々と。雑多なポジパン、というよりはBatcaveバンドがSex Gang Childrenのベーシスト、Dave氏の呼びかけで曲を提供したアルバム。Dave Vanianとか、Marc Almondなんて大御所（？）も参加しているのに全然話題にならなくて入手が大変でした。（仕方ないのでDave氏本人から買った。）
今聴くとジャズありヘビメタありでポジパンというのは本当にお化粧とファッションだけが共通の現象だったんだなと改めて思いまする。知らないバンドがあったんだけど、Damnedが扮したフェイク・サイケバンドらしい。やっぱりSex Gang Childrenは今聴いてもいいな。それというのも今の音楽を聴かないせいですが。Andi Sex GangとMarc Almondのデュエットもなかなか雰囲気あります。Andiさん、最後に消息を聞いたのは未成年とどうこうで投獄されている、みたいな。10年前だけど。今はちゃんと活動してるみたいだけど、どうでもいいや（ヲイ）。Pete TownshendといいGary Glitterといい好きねぇ。英国と日本の男性の共通項でしょうか。
初出がTriple X recordsだったのでボーナス･トラックが豪華（笑）Rozz様ファンとしてはこちらのほうが楽しみだったり。

しっかし、CDで聞くと全く別の音楽に聞こえますね。
明るくなりすぎちゃって。ポジパンもボランも断然アナログがいいわ。