ファスティングアリーナの近くをお客様を白樺湖の温泉まで送って車で走行中、道路の脇の空地を見ると、なんとあの勇壮な木落しで有名な御柱祭りで使われる御神木が鎮座されていました。長さ17ｍ、直径１ｍ、重さ10ｔ位のモミの巨木が必要なので、最近は諏訪大社の近くでは調達できず、立科町の森から切り出されるとは聞いていたのですが、アリーナから車で10分程度の山で切り出されていたとは驚きでした。改めてこの辺りの自然の豊かさを実感しました。
　この後、4月に入ると木落しの行われる山出し、氏子衆がみんなで御柱を曳き廻す華やかな里曳きの神事を経て、信州諏訪大社の境内の4隅に建てられます。信州に住んでいてもこんなに近くで見ることの出来るチャンスはあまりないので、感激でした。偶然同乗されていたお客様も大喜びでした。
　なお、御柱祭は信州諏訪大社で、7年目毎の寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にあるモミの大木を建て替える祭りです。諏訪地方の21万人の人々がこぞって参加する天下の大祭です。諏訪大社には4つの社があるので合計16本のモミの木が使われるそうです。