平和への祈り
1979年12月10日に、マザーテレサは「ノーベル平和賞」を受賞しました♪もともと「私には、受ける価値など無い」と受けるつもりはなかったのですが....。ただ、これを機に最も貧しい人たちの存在を、世界のより多くの人に気づいてもらおうと思って、 マザーテレサは賞を受けることを決めました♪受賞スピーチでは....。いつものように質素な白いサリーとサンダルで登壇しました。そして最初に「一緒に祈りましょう」と言って、聖フランチェスコの「平和の祈り」を唱えたのです♪主よ、わたしを平和の道具とさせてください。 憎しみのあるところに愛を罪のあるところに赦しを争いのあるところに一致を誤りのあるところに真理を疑いのあるところに信仰を絶望のあるところに希望を闇のあるところに光を悲しみのあるところには喜びを ああ、主よ わたしに求めさせてください...慰められるよりも慰めることを理解されるよりも理解することを愛されるよりも愛することを人は自分を捨ててこそ、それを受け自分を忘れてこそ、自分を見いだし赦してこそ、赦され死んでこそ、永遠の命に復活するからです とっても心に響く祈りです(泣)♪マザーテレサはこの「平和の祈り」を毎日祈られました。「わたしを平和の道具とさせてください....」と祈り続けたのでした♪マザーテレサは、ノーベル賞受賞者のための晩餐会には出席しませんでしたが、賞金の192,000ドルを受け取った時、彼女の口から出た言葉は! 「このお金で、いくつのパンが買えますか?」そう言ってカルカッタの貧しい人々のために受け取りました。絶え間ない紛争と、そこに生まれる貧しい人たちのことを想い、いつも絶望の中で祈り続けました♪日々、私達の目の前にはいろんなことがあります....。環境に流されたり、振り回されたり....(苦笑)。でも!時には、より大きな世界の平和の為に、純粋に心を尽くして祈りたい。 私を平和の道具としてさせてください....。