コロナ感染者数に対するマスコミ発表
コロナウィルスの騒動は、日本では3月から始まっている。それまではまだ中国や韓国での出来事だった。ダイヤモンドプリンセス号が2月に横浜で集団感染を発生させたが、乗船していた人たちの問題として取り扱われていたので、一般市民の危機感は殆どなかったと思う。 さてそれから徐々に国内で感染者が増加していき、政府が緊急事態宣言を出す事態にまで発展した。政府もマスコミも不要不急の外出自粛や手洗い、消毒、マスクの着用、3密(密集、密着、密接)を避けるなど感染拡大防止に一気に舵を切っていった。 6月初旬で日本での累計感染者数は1万7千人、世界では700万人を超えている。ただ岩手県だけは相変わらずゼロである。岩手県すごい。 連日テレビニュースでは累積感染者数をひたすら表示している。コロナ感染者が17,000人という数字は国民にとっては結構な脅威だ。 しかしながら、コロナウィルスからどれぐらいの人が復帰しているのか、今現在の治療中の人の人数は殆ど報道されることがない。お父さんは、ベトナムにいつ行けるのかを常に意識しているので、インターネットで各国の感染者数や死者数、現状の患者数などチェックしているが、テレビを見ているだけの人にはわからない数字だ。 ちなみに累積17000人の感染者のうち約15000人が回復し、約900人が死亡しているので現在の患者数は1100人ほどだ。テレビで必死に17000人を連呼して危機感を国民に抱かせるよう、注意喚起しているのかもしれないが、意図がはっきりしない。 国内の患者数1,100人と発表すれば、おそらくは国民の気持ちは緩んでいくと思う。それでも情報は日々厚生労働省のHPで見ることができるため(つまりは国はきちんと発表している)、知っている人は知っているという数字だ。 正確な数字をきちんと出せとか説明責任を果たせと、いろいろな場面で正義感を振り回しているテレビのアナウンサーやコメンテーターはこれでいいのかと思ってしまう。 お父さんもまだまだ油断すれば感染は再度拡大すると思っているので何が正しいのかはわからない。でも情報を正確に伝えるのが「マスコミ」の仕事だというならば、累積感染者数ばかり報道するのではなく、現在の患者数、回復した患者数、感染してから回復するまでの平均的な日数などもっときちんと報道すべきだとは思っている。 6月に入り、世界中で経済活動の再開が始まっている。各国は新規感染者数の減少もあるが、患者数の減少を見ながら政策決定していると思われる。日本のマスコミももう少し詳細な情報を報道してほしい。すべて政権批判や政権への悪影響のあるものを選んだうえで、そのように誘導するかのような報道ばかりするせいで、お父さんはマスコミが政権批判しているならその案件は問題ないというネットの意見にやや同調するようになってきている。