2020年大晦日
今年もまた年末感のない大晦日をベトナムで迎えることになった。さすがに5年目ともなると「こんなもの」といった感じだ。今年はコロナのためにベトナムでもイベントが少ない。日本人もそこそこ帰国をしているようだ。 戻ってくるときの隔離期間を含めて正月休みだけでは足りないと思うのだがどうなっているのだろうか。 お父さんの会社では現在2名がハノイのホテルで隔離中だ。出てくるのは1月6日もしくは7日の予定だ。新年を隔離されたホテルで過ごすというのもある意味一生の思い出だと思うが、あまりうらやましいとは思わない。少しは正月らしい食事が出るのだろうか。 今年は本当に年初からコロナに振り回された一年となった。仕事の予定も大幅にくるったし、家族の予定もくるいまっくた。3月にも国内旅行を計画していたが流れてしまったし、夏の帰省も流れた。年末に家族と旅行に行くことも検討していたというのに、昨年と変わらずベトナムで過ごすことになってしまった。 コロナによって世界中がまともに動けなくなっているが、それでも歴史で習ったようなピロリ菌の大流行や、ペストの流行、スペイン風邪(インフルエンザ)の流行などによる人口減少のような状態にならないのは、現代医学などが大幅に進歩したおかげだろう。 コロナにかかっても死なない人の方が多い。これは素晴らしいことだと思う。ここまで医学を積み上げてきた先人たちに感謝して一年を終えるべきだと思う。 そう考えると自分の仕事や行いが、この先何百年後かに人類を救こともあるかもしれないと思う。お父さんはただの製造業のサラリーマンだが、今の仕事がどこでどのように世の中を変えていくのかは全くわからない。大晦日だし、少し未来に夢を持っても許されると思う。 今年も1年間、いろいろな人たちに支えられてここまでやってこれた。素直に感謝したいと思う。家族に、同僚に、取引先に、医療関係者に、行政に、・・・。もちろん神様にもご先祖様にもだ。多くの支えの中でじぶんが「生かされている」ということを1年の終わりに感謝しておきたいと思う。 自分もまた誰かの支えとなれるように来年も頑張ろうと思う。