金沢のおみやげ
先日出張で金沢に行ってきた。仕事の方は順調に片付いて、新幹線に乗るまでに十分お土産物を見る時間があった。そこで金沢駅にあるお土産物屋をのぞいたのだが、種類の多さに驚いてしまった。 今の時代、新しいお土産、特にお菓子のような食品は新規発売されては消えていくような状態なので、ある程度の種類があるのはわかる。しかしながら、金沢の場合、伝統ある老舗と言ったお店が山ほどあるのだ。 やはり加賀百万石は伊達ではないと思わせる店とお土産品の数だった。東北だと、ある程度の種類があるとはいえ、基本的に有名なものが存在していて、それを越えるものはあまり存在していないと思う。 青森ならリンゴのお菓子、岩手は南部せんべいやかもめの玉子、秋田はいぶりがっこ(お菓子ではないな)、宮城はずんだ餅、山形はサクランボのお菓子、福島は薄皮饅頭屋ままどおるといったものが有名ではないだろうか。 各県、それほど多いわけでは無い。京都など歴史ある町も、通に言わせれば様々なモノがあると思うが、典型的なのが八つ橋だろう。逆に金沢の典型的なイメージのお菓子というのをお父さんは知らない。ネットで調べたら「和菓子」という実にあいまいな内容だった。そして本当に様々なお菓子がお土産物屋に並んでいた。 最終的にウサギの饅頭を購入したのだが、真剣に検討していたら、どれだけ時間があっても足りないだろうと思う。また聞く人によって、答えは異なるのではないだろうか。一つの町であれだけ多くの店が入っているお土産エリアにお父さんは言ったことがない。新幹線の駅が新しくできたからこそかもしれないが、金沢のすごさを感じた。