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2020.02.01
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カテゴリ:エッセイ
お父さんは自他ともに認める理系の人間だ。大学も理系、仕事もエンジニアで理系だ。単純に理系と言っても理学系(物理学・化学・量子力学など)、工学系(機械系・電気系・建築系など)、農学系(バイオテクノロジーなど)、医学系、薬学系など多種多様である。
 お父さんは上記の分類では機械系の理系だ。プログラミングやバイオテクノロジーや物理学などよくわからない。

 近年は理系の本や漫画などを本屋で目にするが、「理系」とひとくくりにしてしまうところに「文系」のにおいを感じる。文系の人にとっては理系は理系であって、分野別に考え方も行動指針も結構違うという感覚はないのだと思う。こんなことを考えているからお父さんは「理系」なのかもしれないが。

 さて本屋に並んでいる本にも書かれているのかもしれないが、お父さんの考える理系と文系の決定的な違いは、ある事象に関して理論や根拠を求めるか求めないかだと思っている。
 
 単純な例として、テレビショッピングなどの健康食品や器具を買う人のほとんどが文系だと思っている。「飲んでいるだけで関節の痛みがなくなった。歩けるようになった。」とか「ほとんど力を使わず簡単な運動でやせたとか筋肉がついた。」とかまるで理屈に合わない。
 だいたいにおいて、関節痛がなくなるサプリ(グルコサミンとかコンドロイチンなど)が本当に効くのなら整形外科で処方されるようになっていると思う。医学界できちんと認められればそれが自然の流れだろう。お父さんも腰痛などで整形外科に行くことがあるが、テレビで騒がれているサプリメントやそれ系統の薬を薦められたり処方されたことは一度もない。
 グルコサミンが間接に必要なもので、人体が自然に形成するものだとしたとしても、飲んだサプリメントがそのまま間接に運ばれて使われることなどないだろう。消化されてしまうのだから。飲んだものがそのまま体に使われるのなら、血管に輸血などしなくても血をそのまま飲んでもたいして変わらないのでは?とは考えないのだろうか?

 筋肉に負荷をかけない運動で、筋肉が増強されることも同じくない。お母さんが買った健康器具を試してみても、ちゃんとやるととてもきつい運動であることがよくわかる。
 そもそもサプリや簡単な運動器具だけで筋肉がつくのなら、ボディビルダーはきつい運動などしないと思う。筋肉とまで言わなくても飲んだだけで「やせる」薬は本当なら毒ではないだろうか?

 こんな話ばかりするから、お父さんはお母さんにウザがられてしまうのだ。理系と文系夫婦のあるあるだと思う。
 昔よく一緒に映画を見たが、物理法則に逆らうシーンがあるとお父さんはそれが気になって集中できなくなる。お母さんは純粋にストーリーを楽しんでいる。だから映画の後のおしゃべりはかみ合わない。お母さんが素晴らしいと感じたシーンにお父さんが矛盾を指摘する。お母さんに言わせるとせっかくの映画が台無しになるのだそうだ。

 お父さんは理系だから理系の特徴と言われてもよくわからない。でも文系の特徴だなとお父さんが感じるものはいくつかある。
 その一つが、理系の人より文系の人のほうが科学技術に対するあこがれや信頼がある。もっと言うと科学万能主義は文系の人に多い。パソコンは何でもできるとか、インターネットはどんな情報でも出てくるとかである。仕事でも文系上司に無茶ぶりをされている理系社員はお父さんだけではないと思う。

 「何もしていないのに電気製品が壊れた。」というのも文系の人だし、「壊れたことがわかる前に壊れないようにしろ。」というのも文系の人に多い。
 理論的な反論に、逆切れするのも対外が文系の人だ。

 仕事において「とにかくがんばろう」とか「気持ちの問題」とかいうのも文系上司に多い。理系は因果関係を明確にしないと行動しないので、精神的な言葉だけではあまりモチベーションが上がらない。特に最初から理論破城している指示に対しては全く動かない。

 日本の多くの有名メーカー(製造業)が理系創業者の時に発展して、文系後継者で停滞するのは当たり前だろうと思う。お父さんも大手メーカーではないが、文系の後継者に会うことがあるが、彼らの多くが自社製品の作り方や図面もわからないし、自社の技術的優位点も理解していない。これでは上手な経営など不可能だろう。

 お父さんは理系だから、こういう文を書いていると理系優位に書いてしまうのだと今改めて思った。お前達がこれから理系に進むのか文系に進むのか第3の道を進むのかわからないが、一人ぐらい理系に進んでお父さんと語り合える日が来ることを期待したい。





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最終更新日  2020.02.01 00:10:06
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