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2020.02.02
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カテゴリ:エッセイ
人間は目標を立ててそれに向かって努力する必要がある。生まれてから死ぬまで常に何かしらの目標を持っているものだと思う。先日の理系と文系の話の続きにもなるが、理系と文系では目標の立て方が違う。学生の頃はそれでも良いが、社会人になると文系上司が出してくる目標に理系の人は戸惑うことが多い。

 例えば、「利益倍増」とか「経費半減」とかいう途方もない目標が出てくる。毎年利益を倍増できたら利益1000万円の会社が20年で1兆円の利益の会社まで成長できる。経費半減(50%ダウン)も同じだ。製造業に限られるかもしれないが、これが達成できるのは売り上げが半減するなど会社の状態が悪くなる時だけだ。順調に業績を伸ばす場合、人を雇えば人件費が上がり、製品を増産すれば材料費が増える。何をもって経費を半減させようというのかわからない。

 ちなみに「倍増」や「半減」以外に、目標値のない「UP」や「DOWN」の目標もある。「品質向上」とか「不良削減」とかがそれである。2倍や50%ダウンも問題だが、目標値のないものはもっと困る。0.01%でも不良率が下がれば「品質向上」だし、「1個」でも不良が少なくなれば「不良削減」だからである。それでよいのかと言えばもちろん怒られる。

 文系の人はともかく、理系(技術系)や技能系などの製造業の作業者は、目標値(数字)のない目標に対して行動することが難しい。何をもって達成したのか、今のやり方でよいのか判断ができないからだ。ゴールがどこにあるかわからない長距離走を走らされるようなものだ。

 お前たちも将来必ず必要になるから覚えておいてほしい。頭の良い人ほど、数字にうるさい。そして目標を数字で作成する。数字で目標を作り、計算方法が明確でないと進捗確認ができないからだ。達成したかどうかもわからない。
 さらに言うと目標値の決定には、現状および過去の数値とその数値になった原因がはっきりしていないとだめなのだ。これに未来予測を加えたり、経営に必要な数字を加味したものが現実的で達成可能な目標というものになる。

 こういう目標は人を動かしやすいし、お父さんは本来こういう目標でなくては人は動かないと思っている。理系の人は特にそうだと思う。
 お前達にはまだ早すぎるかもしれないし、お母さんが聞いたら「これだから理系は面倒くさい」とため息をつくかもしれないが。





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最終更新日  2020.02.02 00:10:05
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