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2020.12.02
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カテゴリ:エッセイ
息子が中学校でバスケ部に入って半年が過ぎた。コロナの影響で大会も練習試合も例年に比べると少ないようだ。7月に3年生が引退して保護者の役員改選があり、部活の保護者会にお母さんと参加した。その時の顧問兼コーチの先生の言葉にお父さんはとても驚いた。

 その先生は県の強化選手の指導もしている先生で、今年から指導を開始していた。その先が赴任してきたことで、来年から息子のバスケ部は強くなるだろうとまで言われている先生だ。その先生が部活の活動方針は「人間形成の手段であり、勝つ事にはこだわらない。」と言ったのだ。

 運動部が勝利を目指さない活動をして、どうやって人間形成ができるのだろうか。勝つために頑張って練習をして、結果によって報われて嬉しい思いと成功体験を、負けることによって悔しい思いと次こそはという活力をもって人間形成ができるのではないだろうか。

 勝利を目指さずに練習し、負けても良いプレーだったと励まされる子供はどんな大人になるのだろうか。お父さんは、今年は息子が1年生であるし2年生の親から何も意見が出なかったので言葉を飲み込んだが、来年もまた同じことを言われたら、はっきりと「勝利にこだわってください。」と言うつもりでいる。

 最近息子が高校生になったらバスケ部を辞めると言い出したのも勝ちを目指さない練習をしているからだと思っている。このブログで何度も書いているが、今のところ息子はヘタレである。責任者になることや、活躍を求められることから常に逃げている。だから少し練習が辛くなったり楽しくなかったりすると、すぐに逃げ出そうとする。

 お父さんは昭和を生きてきたので考え方が古いのかもしれない。でも学生が部活動で勝利を目指さないならやる意味は無いと思っている。部活動には大会があり、嫌でも勝ち負けがついてくる。そこでだらしなく負けた上に、俺たちは勝利にこだわらないから問題ないと言う部活に存在意義を見出せない。

 先日息子が、先生は勝ちにこだわらないのでは無く、生徒の自主性を尊重すると言っているのだと聞いた。生徒が勝ちたいと言えば練習も厳しくするが、楽しくバスケをやりたいだけならそれほどきつい練習はしないと言っているらしい。

 あくまでお父さんの意見だが、そんなところで生徒の自主性など尊重しても意味がないと思う。何故なら生徒たちが自主性を尊重してほしいなどと思っていないと思うからだ。中学生などまだまだ子どもである。先生として、指導者として、強力なリーダーシップで生徒を導くのが中学教師の役割ではないだろうか。今厳しい指導をキチンと受ければ開花する才能を、自主性と言う逃げで潰してしまうことは指導者として問題だと思う。

 それをよしとするなら、勉強も自主性に任せて、やる気のない生徒は無理に学ぶ必要もなければテストも必要ないと言えるのではないだろうか。お父さんは自分の子供がどんな道を進もうと好きにすれば良いと思っている。お父さんが良いと思っている職業が30年後も良いとは言えないからだ。ただ選ぶことのできる選択肢を増やすために今は勉学に励むことも、部活や習い事も奨励している。

 自主性を尊重するなど大学受験の時からで十分だと思う。小さい頃から歩みたい道が決まっていて、それに向かって進むのが一番良いのかもしれないが、お前たちにはまだそれがない。そんなお前たちを育てる上で、お父さんは自主性という言葉を使って躾や教育をするつもりはさらさらない。

 社会人になって、親や教師に自主性を尊重されてきた人は使いものにならない人が多い。結果が求められる世界なのに、努力や気持ちを評価してほしいと訴えてくるのだ。そしてこういう人は失敗を恐れて挑戦をしないだけでなく、指示されたことですらやりたくないと言い出すのだ。仕事は部活動でも趣味でもない。
 生徒の自主性を尊重すると言えば聞こえはいいかもしれないが、責任の放棄だとお父さんは思っている。





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最終更新日  2020.12.02 00:10:09
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