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カテゴリ:エッセイ
お父さんが子供の頃、大きいお金の単位は100万円だった。例えば誰かが不確かな情報を話した時に、「ウソだったら100万円な」というのは常套句だった。親に何か高いモノの値段を聞くときも、「100万円ぐらいする?」とかきいていた気がする。
今の時代、高いと言ったら「億」が使われていると思う。お父さんが生まれて約50年、100万円が1億円まで増加したということだろう。100倍のインフレが起こったということだろうか。
大きいモノは100トンとかで表していた。トンという重さの単位が「大きい・多い・重い」を表す修飾語として使われていた。こちらもいつの間にかほとんど聞かなくなってしまった。いま大きいとか多いとかを表すのは「メガ」とか「ギガ」になっていると思う。パソコンやスマホを持つことになり、データ容量を表す「バイト」が倍々で増えていき、メガ→ギガ→テラと進んでいることが原因だ。
今は「メガ」から「ギガ」が主流になりつつあるが、最近ちらほら「テラ」も使われ始めている。調べてみると「テラ」の次は「ペタ」→「エクサ」→「ゼタ」→「ヨタ」と続いていくらしい。
お父さんが生きているうちに、「エクサ」ぐらいまでは一般的になるのだろうか。それともまた違う分野の違う言葉がはやるのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.22 00:10:09
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