568681 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

お父さんから子供たちへ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

JOMU

JOMU

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

一緒がいいね@ Re:初日の出と富士山(01/13) 勝手にフォローして、いつも読ませていた…
aki@ Re:能登地震と東日本大震災(01/18) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
信州孝太郎@ Re:パラリンピックについて思う(09/01) 好いご意見だと思います。私は競技の内容…
タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます 平素は大変お世話になっております。 タウ…
佐々木@ Re:話し合いで解決する幻想(12/05) 私の人生でも話し合いで解決することは皆…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.06.27
XML
カテゴリ:エッセイ

 社会に出ると、職種や会社の方針によって様々な社内外のセミナーに参加することがある。お父さんもこれまで技術的な講習から管理者用のセミナー、現場管理や改善のセミナーなどいろいろなものに参加してきた。

 役にたったと思うものもあれば、なんの役にも立っていないものまでピンキリであるが、少なくともセミナーというものに需要があることは、どのセミナーにもそれなりの参加者がいることから理解できる。

 

 最近お父さんの会社では、人材育成を強化するという社長方針によって、社外のセミナーに参加する人が増えている。お父さんも参加を勧められているが、今のところ参加が決まっているセミナーは無い。

 お父さんは画一的な方法を教えるセミナーというのがあまり好きではないのだ。一般論や、平均的な組織の話を聞いてもすぐに役に立つものは少ない。

 しかしながら社長は、すぐに実践に移行しろと命令してくるので、セミナー参加には慎重にならざるを得ない。

 

 ちなみに社長は人に命令するだけでなく、自分でもセミナーに参加するとその内容をすぐに社内で実践する。結果として社内が大混乱に陥ったり、成果が出ないことで社長が起こり出したりするので、社長のセミナー参加もお父さんは否定的である。

 

 上にも書いたが、セミナーで教わる内容や手段、特に人材教育や部下の管理などに関することは、一般的な理論でありどの会社にもそのまま当てはめてすぐに使える、効果が出るものではない。

 それを理解しない若者が、セミナー翌日から突然おかしな行動をしてしまうのは笑えるレベルであるが、会社トップの変化は全社に影響を及ぼすのでとても笑えるレベルの話ではない。しかしながら、残念なことにお父さんの会社の社長はマニュアルが大好きで、マニュアル通りに行動すれば、マニュアル通りの結果が出ることを期待する人物である。お父さんたちは、それを何度も経験しているのでセミナーに行きたくないというのが多分にある。

 

 そもそもセミナーの内容は、人によって受け取り方も、理解の深さも違う。学校で先生から同じ授業を受けても、内容以上に理解する人から、勘違いする人、全く理解できない人までいるのでテストをすると差が出るのである。

 人材育成セミナーや部下の管理方法・上司の模範行動などを教えるセミナーは、相手があることでもあるし、自分の性格や立ち位置によってやれることもやらなければならないことも違う。電話の対応や挨拶の仕方、名刺の交換マナーなどと異なり、そのまま実践することは効果がないどころか悪化する危険さえ伴う。

 

 部下への対応など千差万別が当たり前であり、セミナーで「あなたがこう言えば、相手はこう思う」などという話は一つの事例に過ぎない。セミナーなどで権威付けられた知識を学ぶと、それが真理であると勘違いする人は正直迷惑である。

 

 残念なことにお父さんの会社の社長は、セミナーに参加するとマニュアルとして実践投入する人である。そのためセミナー翌日から今までと話し方や態度が変わったりする。一番困るのが、セミナーで教わった意見を自分オリジナルの考えとして全社員を前に発表したり、これまでと正反対のことを言いだすときだ。ベテラン社員はいつものことだなと流せるのだが、まじめな若い社員は意味が分からず混乱する。

 だが問題なのは、若い謝意よりベテランの方だ。別のセミナーに社長が参加すればまた異なることを言いだすことがわかっているので、今の社長の意見を本当の意思だと受け止めて行動をしなくなってしまっている。

 

 セミナーで受けた内容をかみ砕いて自分の環境に照らし合わせて、どのように得た知識を実践に活かすかを考えることが非常に重要である。ましてや自分の昔から考えていたかのように、部下にセミナーの内容で説教をするような上司は論外と言える。応用ができない人はセミナーに参加すべきではないとお父さんは思う。

 

 ちなみにセミナーに参加するともれなく報告書を提出するのだが、部下から上司へのセミナー参加の報告書というのは、必ず「このセミナーで実に有益な情報を得た。」「自分がいかにダメだったか理解したので、反省してやり直す」「得た知識を元に現場改革をし、必ず結果を出すようにする。」「こんな素晴らしいセミナーに参加させてくれた会社に感謝する」という内容で書かれている。逆にこれに反することを書いてはいけないのが社会人のルールである。

 

 残念なことに社長は2代目で、入社した時から次期社長という人物だったので、一兵卒の社員が何を考えているかを理解していない。そのためこのような形式的な報告書をうのみにして、社員の意識が変わったと喜んでしまう。どちらにとっても有益なことは何もない。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.06.27 00:10:13
コメント(0) | コメントを書く
[エッセイ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X