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2024.08.31
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カテゴリ:エッセイ

 お父さんは20代の頃からデブと呼ばれ始めて、50歳を越えてもまだデブから卒業できていない。30年間デブとして世の中を生きている。お酒は飲めないのだが食べることが大好きで、20代も30代もたくさん食べてきた。食事を制限するようになってきたのは40代になってからだが、それも自分で節制しようとしたわけでは無く、血糖値が上がってしまい医者から体重を減らすように指示を受けたからだ。

 今は人生の最高体重からは10キロほど少ない状態だが、まだBMIなどの数値では標準まで戻ってはいない。

 

 さて、デブとして生きることはデブでない人にはあまり想像できないいろいろなことがある。まず第一に、風邪をひいてもねんざなどで病院に行っても、原因が「太っているから」と言われることがある。すべての原因を「肥満」とされてしまうのだ。確かに間接的な原因にはなるのかもしれないが、風邪を引いただけで「デブだから」と言われても困ってしまう。風邪を治すために減量をしなさいと言うことなのだろうか。デブにしかわからない悩みである。

 

 ちなみに一般の人のデブのイメージは「なんでもよく食べる」とか「食べる量が多い」というものだと思う。実際にそのイメージは基本的に間違ってはいない。デブになるにはデブになるだけのカロリーを摂取し続けているという事実があるからだ。

 しかしながら、デブから言わせると24時間いつでも大量に食べることができるわけでは無い。デブにも限界はあるし、体調が悪くあまり食欲がない時もあれば、それほどお腹が減っていない時もある。

 

 それなのに、飲み会とかで残った料理はデブに食べさせれば大丈夫ということになるときが多い。すでにたっぷりと食べてお腹がいっぱいの状態なのに、「食べられるでしょう」と残り物をかき集めて目の前に並べられるのはかなり厳しいものがある。

 食べられないと断ればいいのだが、デブにはデブとしてのプライドもある。そこまで言うなら食べてやるとか、皆の期待を裏切ってはいけないと思って頑張って食べてしまうのだ。

 

 お父さんも飲み会で散々食べた後に、有名な大盛のラーメン屋に連れていかれて「おごるから特大のラーメンを食べろ」と言われて死にそうになったことがある。今でもその時のラーメンは写真に残っている。夏場だったので、大量の汗をかきながら食べたことになっているが、実際には食べきれなかったらどうしようという冷や汗と、お腹いっぱいで入らない状態で無理やり飲み込んでいたことに寄る嫌な汗だった。

 

 最近はデブから老化したおっさんに脱皮をするようにイメージ変更をされるように努力している。全盛期より痩せてきたし、周囲に新しい若いデブも育ってきた。デブの代表はそろそろ引退の時期だと自分でも思っている。

 ただデブがデブのイメージで頑張りすぎるのは良くないと実体験から知っているので、新たなデブの人達には健康に気を付けてデブを演じてほしいと願っている。






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最終更新日  2024.08.31 00:10:13
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