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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
アメリカの大統領選挙でトランプが勝利した。事前の予想ではどちらが勝つにしてもギリギリの戦いになるというものだったが、結果的にはトランプの圧勝で終わったと言っていいだろう。激戦になると予想されたいくつかの州があったが、ほぼすべての州をトランプが抑える形となった。
マスコミは民主党寄り、というよりも反トランプでひそかにハリスを応援していた雰囲気だったが、アメリカ国民の判断はトランプとなったようだ。 安倍元総理の時代にも、日本のマスコミはひたすらに安倍政権が国民から見放されているような報道を選挙期間もそれ以外でも繰り返し、モリカケ問題などと無理やりな問題を創造して反安倍、反自民のキャンペーンを繰り返していたが、国民の判断は常に安倍政権であった。
お父さんは、アメリカの2大政党である共和党と民主党で好みを聞かれれば、共和党が好みである。アメリカ国民ではないので、国政よりも日本人としての見解であるのでアメリカの外交政策上での話である。 勝手なイメージかもしれないが、民主党はリベラルで話し合いと譲り合いの外交をし、共和党は武力衝突も辞さない勢いで、世界の警察の役割を果たすという考えだと思っている。過去にアメリカが他国を軍事攻撃した時の大統領はほとんどが共和党の大統領だ。民間人から大統領になったトランプにそれができるか心配だったが、前回の大統領時代にイラクやシリアに空爆を行ったことで、お父さんは軍事行動の実行もできるとホッとした記憶がある。
さて、今回のトランプ勝利はトランプ支持というより、バイデン政権や民主党政権にノーと言われたのだろうと思う。日本の衆議院選挙の結果も勝利政党はなく、自民党が国民からノーを突き付けられた選挙だったと思っている。 お父さんが物心ついたころの総理大臣は福田武夫だったが、以後の総理大臣で強い政権だと思ったのは、中曽根政権と第2次安倍政権の2回だけである。田中角栄も強い政権だったようだが、記憶にないのでわからない。
第2次安倍政権を体験して実感したことは、国民はお父さんも含めて、言いたいことややりたいことをはっきりと言う強い政権が好きだということである。国内経済も外交も、やるべきことをきっちりとやる政権が好きなのだ。批判されようとアベノミクスで経済をV字回復させ、外交では対中国の戦略としてQUADを作り上げた安倍政権はマスコミには嫌われていたが、国民からの信頼と人気は確実に存在していた。
アメリカでもバイデン大統領もしくは民主党政権の4年間のもやもやした雰囲気が国民の支持を得られなかったのではないかと思う。さらにバイデンからハリスに候補者が変わったとき、女性で黒人でという「多様性」にうんざりしてしまったのではないだろうか。ましてや不法移民に寛大な政策をとっていた民主党である。 ただでさえ、不法移民問題に国民が疲れて悩んでいる状態では、トランプにきつめに取り締まってもらいたいという思いは当然抱くと思う。
日本人の島国根性と言われるが、外国人、特に言葉も通じないし生活習慣も違う人たちで、さらに貧乏で犯罪もいとわないという人たちが周りにいたら、どんな国の国民であっても不安になるのは当たり前である。異物の排除はコミュニティを作る生物の本能である。普段は理性で抑え込んでいて周囲に悟られないようにしている人も、選挙のように無記名で行われる意思表示では、自分の思いに素直になるのだと思う。
トランプ政権は今回も無茶な言動もあるだろうが、即断即決で進んでいくとお父さんは思っている。強いリーダーシップをとる国家元首は独裁で国民の生命を脅かさない限り必ず人気が出る。 日本では、ロシアのプーチンや中国の習近平は国民に厳しい独裁で、世界中に問題をまき散らしている悪ととらえられることが多いが、実際にロシアや中国の国民からしたら、アメリカの横暴にきっちり対応して強い国を作り上げるリーダーとして人気があるのではないかと思う。経済が停滞して大不況を起こさない限りは、国民からの強い支持が続くとお父さんは思っている。
アメリカ大統領が再びトランプになることで、リベラル好きは「分断が~」と叫んでいるが、国民は実際には分断などよりも移民問題や経済対策を強烈に推し進めるトランプのほうが、あやふやなバイデン政権及び民主党よりも良いと判断したのが今回の結果だと思っている。 バイデンやハリスとトランプでは、どう見てもトランプのほうが強いリーダーに見える。政策うんぬんよりも強いリーダーが勝つのは当たり前なのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.09 00:10:11
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