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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
五十肩でいまだに苦労しているお父さんは、先日ビーズクッションが欲しくなった。部屋の椅子に座ってテレビなど見ているとどうしても肩に負担がかかる。ゲーミングチェアを使っているのだが、五十肩だといつもすっぽりと体を包み込んでくれる座り心地がかえって痛みを増してしまうのだ。 ベッドに横になって枕やクッションを使って上半身を起こしてテレビを見るようにしたのだが、うまく体を支えることができずに数分おきに体勢を変えるという状態になっていた。
週末にハノイでビーズクッションを捜し歩いたのだが、なかなかお父さんが欲しいと思えるビーズクッションを見つけることができなかった。仕方がないので会社のスタッフにも探してもらったが、ビーズクッションのビーズはネットで購入可能で、クッションカバーを別に作ってオーダーメイドのクッションを作るという話になってしまった。さすがに大げさだし、値段も高くなりそうなので断っていた。
ところが先週末にハノイからの帰りの車にビーズクッションが乗っていて、会社スタッフが探したものを、ドライバーが購入して持ってきてくれたものだった。サイズも形状もお父さんが欲しかったものにぴったりで、とてもうれしかった。 車の中で早速使ってみたが、単座の座席では大きすぎて本領を発揮できなかったのが残念だった。部屋に戻って使ったら、やはり体をうまく包んでくれるので今までのクッションの重ね使いよりも安定していて最高だった。
さて、ビーズクッションを手に入れた車の中で、一緒に乗っていた同僚から「YOGIBO(ヨギボ)」というビーズクッションが世の中にあることを知った。なんでも人間をダメにするクッションという別名があるそうで、日本でも有名らしい。 早速ネットで調べてみたら、アメリカで作られているビーズクッションで値段も高いがとても評判が高いことが分かった。 残念ながらお父さんのベトナム語の検索能力では、ヨギボがベトナムで買えるのかわからなかった。
とりあえず、これはお母さんと情報を共有して日本に帰ったらヨギボの販売店を探して見に行こうと話した。そこでお父さんにとって衝撃的な話が出てきた。何年か前に出先で行ったショッピングモールにヨギボの店があったので、試しに座ってみようとお父さんに言ったら、お父さんは「そんなの興味がない」と言って断ったらしい。お父さんは全く記憶にないのだが、一緒に言っていた次女も覚えているようなので間違いないようだ。
そのころお父さんはヨギボを知らなかった。おそらくお母さんは、高級クッションというイメージをお父さんに与えて、ビーズクッションという単語を使わなかったのだと思う。なぜならお父さんはビーズクッションに座るのが大好きで学生時代も大きなものを使っていたし、先日もリビングでパソコン仕事をするために小さいビーズクッションを買っている。
そんなわけで少し遠いのだが、帰国したらもう一度そのショッピングモールまで行ってヨギボの座り心地を試してみようと思っている。おそらく「人間をダメにする」にふさわしい座り心地であり寝心地なのだと思う。 問題はおそらくお父さんが気に入るのは大きいサイズで、家に置く場所がないことと値段が高いことだ。高いものは5万円ぐらいするらしい。ビーズクッションに5万円はさすがに払えない。お父さん専用で大事に使うのならまだ頑張るのだが、子供たちに汚く便利に使われて、汚れたりへたりが早くなるのが我慢できないだろう。
お父さんが日本にいても、ヨギボに座るのは帰宅してから寝るまでのほんの短い時間だ。その時間以外は息子や娘、昼間はお母さんや犬が使ってしまうだろう。犬にかじられて穴でもあけられたら大事である。 息子は冬でも家の中をパンツ一枚で歩いている。夏場に息子に裸で使われるのも耐えられない。 よほど気に入らない限り購入することはないと思うが、とにかく今は最高級のビーズクッションの座り心地を体験してみたいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.14 00:10:12
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