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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
我が家で飼っているトイプードルは寒さに弱い。日本犬や寒さに強い犬のように冬毛が生えないからだと思う。屋外で生きていくにはトリミングなどしないで、ひたすらに毛を伸ばしていかないとだめなのだろう。 副業でトイプードルと柴犬のブリーダーをやってる取引先で見たことがあるが、トイプードルは目が見えないのであないかと思うほど毛が長い状態で、汚れもすごかった。触るのをためらうほどに「汚いな」という印象だった。柴犬の見た目に比べてトイプードルは虐待されているようだと思ったほどだ。 実際に自分で飼ってみると毛がまるで防寒に向いていないことが分かり、今では外飼いするならあれぐらいでなければだめなのだろうと理解できた。
そんなわけで、我が家のトイプードルは冬場になるとストーブの前が定位置になる。熱くなるとお母さんの脇に移動するが、寒くなるとストーブの前で温まりながら寝ている。行動がほとんど猫である。 日中はストーブが付いているので温かいのだが、夜は消してしまうので犬にとっては寒いと思う。家を新築した時はオール電化で深夜の安い電力を利用する蓄熱ヒーターを24時間利用していたので、家の中は温かかったが度重なる電気代の値上げと深夜料金の廃止もあり、今では蓄熱ヒーターは使っていない。
そんなわけで夜はストーブを消すと徐々に室内温度は下がってくる。高気密断熱住宅という構造で、外気に触れる壁にはポリウレタンが入っていて外気の寒暖に左右されない家なのだが、盲点なのが換気システムだ。 これは24時間外気をフィルターを通して家の中に入れるもので、天井に外気の取り込み口があり、床に排気口が設置されている。外気に対してごみや虫対策のフィルターはあるが、温度の調節機構はないので、外気温が氷点下なら氷点下の空気が部屋に入ってくる。寝る前に手動で止めることも可能なのだが、スイッチはトイレの壁にあり、踏み台を使わないと届かない位置になる。
ちなみに夏も外気をそのままの温度で取り込むので、壁で断熱をしていても、長時間家を空けて帰ってくると結構室内の温度も上昇している。実に悩ましい装置であるが、自動換気を止めてもしものことがあったら困るので、24時間動かさざるを得ない。高気密住宅の宿命と言えるシステムである。
人間は布団をかけて寝ているので、徐々に寒くなってくる部屋でも問題なく眠ることができるのだが、犬は布団をかけても動いてすぐに出てしまうので布団が意味をなさない。それでいながら寒さに弱いので、冬になるとよく体調を崩す。見かねてペット用のホットカーペットを導入してみたが気に入らないようでそのうえで寝ることはない。 犬が若ければそれでも復活してくるのだが、我が家のトイプードルはそろそろ老齢期になってくる。一度体調を崩すと戻るのに時間がかかるだろうしいろいろと心配である。 まだ11月なので、東北地方とはいえ氷点下にはなっていないが、1月~2月は年によって最低気温がマイナス10度ほどになる日もある。 換気システムの電源オフをまじめに考えなくてはならないかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.15 00:10:10
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