『原爆の子』'52・日
あらすじ瀬戸内海の小さな島で教員をしている石川孝子は、原爆投下から七年後の夏、かつて働いていた幼稚園の教え子たちを訪ね・・・。解説カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリ英国アカデミー賞国連平和賞先月の29日、100歳で大往生された『【送料無料】午後の遺言状』等で知られる新藤兼人監督の代表作。公私ともにパートナーだった乙羽信子さんと同じく『裸の島』を撮影した広島県三原市の宿祢島に散骨されるそうで、ご冥福をお祈りします。出演は『さくら隊散る』の滝沢修『愛妻物語』の宇野重吉『第五福竜丸』の清水将夫『女の勲章』の細川ちか子『【送料無料】裸の十九才』の殿山泰司『女優』の北林谷栄、斎藤美和、東野英治郎山内明、多々良純、奈良岡朋子。ネタバレ感想マウスでクリックしながら、なぞって下さい。原爆直後の場面で、あんなに少女のおっぱいを沢山出す必要あったかな(^_^;オッサンの裸より、インパクトはあると思うし悲劇性が高まる気はするが。瓦礫を映すオープニングから一転上半身裸の男の子が体操をする学校があるいかにも瀬戸内っぽい良さげな島に。孝子は夏休みを利用して、かつて幼稚園にいた時の教え子に会う為に広島に帰省するが、最初の訪問先はちょうど父親が原爆症で死ぬ所で、次に行った教会では教え子の女の子が原爆症で、いつ死んでも分からない状態最後の子供の家では姉が嫁ぐ日って、タイミングが良すぎ(悪すぎ?)やろ(笑)最初の子は元気そうではあったけど、靴磨きをして暮らしていて、父親も亡くなり、死んだ両親の為に始めた祈りが、原爆で死んだ沢山の人の為、平和が続く事を祈るようになった女の子は、助からないだろうし悲しい再会が続いた後、家の下敷きになって足が不自由な姉が結婚するという最後の子供の家は、希望の持てる話で何とか救われたよな(^_^;昔、家で働いてくれていた岩さんが乞食をしていて孫が満足に食べれない孤児収容所にいる事を知った孝子は、島に連れて帰りたいと提案するが、岩吉は生きる希望を奪わないで欲しいと拒否する。「なんぼでも生きるんじゃこの姿、世間に見てもらわんとな」知り合いのオバチャンに説得されて、岩吉は翻意するが今度は孫が反対したので、ええ靴をプレゼントしてごちそうで最後の晩餐をした後、孫を孝子に託して家に火を放って自殺を図り、何とか助け出されるが体を病院に寄付してと言い残し、岩吉は息絶える。あの孫の事を思えば、孝子やオバチャンの行動は正しいけど、余計なお節介だったのか?2人一緒に島に行けば良かったやんって思ったがあの姿が恥ずかしかったって事?そこまで世話にはなれないって事?どうでも良いけど、あのジジイが目が見えないから叱られなかったが、ごちそうさまって言ったけどあんな時代やのに、ご飯粒残してたぞ、あの孫(^_^;原爆のせいで子供を産めなくなった元同僚の夏江と共に孝子は、飛行機の音がする空を不安げに見上げ、7年経っても拭いきれない原爆の恐怖。一瞬にして大勢の命を奪い、7年が過ぎても肉体的に苦しめるだけでなく、いつ発症するかも知れない原爆症への不安、精神的にも苦しめる原爆ってのは恐ろしい兵器やな。 このページのトラックバックURL:http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/530827/29195889虎団Jr. 虎ックバック専用機に承認後に反映されます。