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『33』の扉 

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2010.02.06
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新国立美術館で開催されている、ルノワール展に行ってきました!パレット


  ルノワール2.jpg


80点あまりの作品が立ち並び、まるで花が咲くようでした。さくら

本物に触れると、その絵の前に立つだけで言葉にならないものが伝わってきます。どきどきハート
人物の美しさはさることながら、背後に醸し出す空気の色がえもいわれぬ程美しい!
かぐわしい香りと、やさしい音が混じった空気が絵筆で表現されているのです。びっくり

以前から大好きなルノワールの一枚の。
今回の展覧会でも、特別ときめいた絵はこれ。目がハート
ブージヴァルのダンス.jpg

「ブージヴァルのダンス」

みなさんもどこかで目にした事がありますよね、とても大きな作品です。

生命の躍動と幸福と光との完璧な配合。きらきらきらきらきらきら

モデルはユトリロの母でもある、マリー・クレマンティーヌ・ヴァラドンという女性。
15歳頃から沢山の画家たちのモデルを務めた、まさにファムファタールです。女性靴


  Renoir.jpg

ピエール=オーギュスト・ルノワール (Pierre-Auguste Renoir)
1841.2.25

軌道数  5
表現数  1
人格数  4
ハート数 6


美しき、優しきものを愛し(ハート6)、礼儀正しい努力家(人格4)
絵筆一本で独自の世界を切り開き(表現1)、模索し、革新の道を歩み通した(軌道5)



さくらさくらさくらさくらさくらさくら


戦争という辛い時期、印象派との決別、自分の重度のリウマチ、愛する妻の死…
人生の中で様々な困難があっても、一貫して人間の良き姿、幸福を、
まるですぐそこにあるように生み出し続けた人。


「絵というものは僕にとって、愛すべきもの、
愉しくて美しいものでなければならないんだよ。」



そして、ルノワールが、70歳を過ぎて語った言葉がこれです。

「僕はまだ、少しはましになっていくようだ。
どう描けばいいのか、分かりかけてきたよ。
ここまでくるのに50年かかった・・・しかもやるべきことは、まだたくさんある!」



彼の偉大さは、謙虚さ、毎日とにかく絵筆を握り続けたという忍耐力、そして、
肖像画での成功に甘んじず、自分らしい表現を求めてチャレンジし続けたこと・・・。


みんなが大好きなルノワールの絵も、始めは酷評されていたそうです。失敗
以下、読売新聞の抜粋です。

「生命力あふれる肖像画によって「幸福の画家」と呼ばれるその人も、当初の評判は散々で、
光の点々を描く技法は“腐乱死体”との悪評を浴びたという。
モデルたちでさえ、ルノワールに描かれるのを嫌がったので、
彼は自分の家の家政婦をモデルにしなければならなかった。」

揶揄されても、独自の表現を探求し続けたルノワールの勝利ですよね。スマイル


さくらさくらさくらさくらさくらさくら


美しいものは、気持ちを明るく柔らかくします。
一足早く、心に春の花を咲かせに足を運んでみてはいかがでしょうか。さくら







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Last updated  2010.02.06 11:56:56
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