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カテゴリ:育児
子どもの小学校は学校にチョコレート持ち込み禁止である。
なので去年、娘は2軒隣の男の子と、私の同級生でかつ医師であるお父さんの息子さんのところへ、じかにチョコを届けに行ったものだ。 その娘に「今年はチョコレート、どうするの?」と尋ねたところ、「別に」と冷めたもの。 「あげるような子、いないの?」「いない。自分で食べた方がいいもん」と実にクールだ。 一方、「僕はカッコよくないから、もらえないんだ」と前日から凹んでいる息子。 「だって、学校はチョコ持ち込み禁止なんでしょ。あげない、もらわないのが普通よ。」 「あ、でもS子ちゃんが1週間くらい前、『Mくんの家はどこなの?』って訊いてきたからくれるのかも。」 「変な期待はしない方がいいって(笑)。Mはカッコよくないなんてことないよ。優しいから絶対将来モテるって(うちの息子が優しいのは、私も認めるところ)。」 そして今日、なぜか娘がチョコを持って帰ってきた。 一番仲の良い女の子が、こっそり持って来てくれたそうである。 さらに、別の女の子も、一度帰宅してから学童保育に届けに来たそうだ。 床暖房の上に、カバンごとほうったので、デロデロだ。 息子の方は「やっぱり僕はモテないんだ」と元気ない。 ポストに入ってないかな、と家のポストを覗きに行こうとするので「ポストに入ってたらさ、このご時世怖くて食べられないって」と止めたが、諦めきれず見に行って、またガッカリ。 チョコレートケーキ派の娘に対し、いつもチーズケーキ派でそれほどチョコレートが好きでもないくせに。 自分が小学生、中学生の頃は、あんまり深く考えず、今年は誰と誰にあげよ(その中には、1人だけ密かに本命クンがいた)、と思っていた。 本命クンからお返しをもらえると、ドキドキしてそれだけなかなか食べられなかったっけ。 男の子って、誰からチョコをもらっても、嬉しいものなんだなー。 バレンタインデーに賭ける男の子たちの悲哀を初めて知って、ちょっと反省。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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