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カテゴリ:プシコ(精神疾患)な毎日
ローテート研修時代はなんと全科当直をやっていたけれど、精神科に入って以降すでにいくつもの精神科病院の当直をやってきた。
当直環境や条件は、非常に様々で...過酷なところもあった。 <<お風呂を使えない病院>> ある男性医師:「僕はユニットバスって好きでね。当直室の風呂で、ほら、あの西洋風の、湯船にぶくぶく泡立てて入ってさ、垢を擦るといっぱい浮いて...あれを見るのが快感なんだ。」 ...先生、それは止めてください。 私は曜日の関係で、必ず先生の次の日が当直なんです。 それを聞いて以降、私はその病院で真夏でも風呂に入れなくなってしまったではないですか。 <<お風呂を使えない病院その2>> とってもアブラギッシュで、夏場は当直室の冷房温度設定を最低の16℃に設定するあなた。 しかも設定を変えず、翌日までスイッチを入れたまま。 激しく寒いです。 地球にも優しくないと思います。 なによりあなたの入ったあとの浴室は、見るのも怖くて、ドアを開けることができません。 普通の日は昼間に掃除が入るからいいけれど、連休であなたの後は最悪です。 シャンプーやボディソープを、あなたは今も浴室に置いているのでしょうか。 あなたの使った後は髪の毛やらなんやら、いっぱいボトルにひっかかっているのです。 私物を置きっぱなしはよくないし、せめてさっと流してから出ましょうよ。 家で奥さまに風呂の使い方が汚いと怒られるので、当直で一番ゆっくり入れる、とおっしゃいましたが....。 だからって、朝寝坊したのにまた風呂に入り、医局の冷房を最低温度にして涼み、出勤してきた私とパンツ1丁で鉢合せ、ってどういうことですか。 他の先生の中には、パンツ1丁すらまとわぬあなたと朝の挨拶をしてしまった方もいるそうです。 医局は保護室ではありません....。 <<シーツ交換が週1回の病院>> その病院で初めて当直をした時、シーツや枕カバーに髪の毛がいっぱいついてて、驚いた。 リネン交換が週に1回だなんて、気持ちよく当直できる先生は常に1人だけ(平日は曜日ごとに決まっていたから)。 仕方がないので、自分の白衣を持って来て、上に広げ、コートをかぶって寝た。 その次からは、バスタオル1枚とタオルケットを2枚持って来て、その間で寝た。 荷物と洗濯が多くなって大変だった。 後から赴任した女医さんが、自分の当直日にシーツを交換しろ、と事務に要求し、「あの女医はわがままだ、事務をなんだと思ってる」と大顰蹙を買った。 交換は自分でしてもいいけど、せめて交換用のシーツを置いてだけほしい、と私は思った。 結局その女医さんはシーツ交換日を自分の当直日に変えさせることに成功した。 私は何も言えなくて、バスタオルとタオルケットを当直キットに入れたままだった。 ちなみに、夜21時になると冷暖房が切れるのもキツかった。 夏なんて、その時間に寝そびれたらもう寝られない。 冬も、21時からその汚い布団に入ってないと凍えた。 恵まれない環境での当直は、あまりコールがなくてもそれだけで消耗してしまうのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月17日 23時10分30秒
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