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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:本
通勤電車の中で、今夢中で読んでいる本が2冊あります。 そのうちの1冊はこれです。 既に映画化されて今上映していますが、観る前に本で読んでおきたくて。 1985年8月12日、死者520名を出した御巣鷹山での日航機墜落事故。 この時の新聞記者たちの激動の1週間を描いています。 じりじりとセミが鳴くこの暑い8月になると、毎年この事故のことを思い出します。 飛行機が好きで航空業界で働きたいと思っていた私には特に衝撃的な事故でした。 その後真相が知りたくてこの事故に関する本を何冊か読みましたが、新聞記者の立場から描いたものを読んだのはこれが初めてです。実際にこの本の著者・横山秀夫さんは当時新聞記者で、その時の模様がありありと伝わってきます。 ジャーナリスト達から見た事故、報道の裏側の世界、人と人との様々なやり取り・・・ この週末に一気読みしてしまいそうです。 この本の内容で航空会社勤務の友人と 話が止まらなくなったことがあります。 想像を絶するような事故の凄まじさ、やり切れなさ・・・ 事故後、関係者や遺族の人々とのやり取りの中で感じる人間の温かさと冷たさ・・・ 犠牲になられた方々、その遺族の方々の気持ちを思うと涙が出てしまいます・・・ 『隠された証言』についてはブログでも書きましたのでよろしければどうぞ → こちら 未だに解明されていないことや謎は多いようですが、犠牲になられた多くの方々の命を無駄にしないためにも、事故の原因究明は真剣に徹底的にやってほしいと思いました。 つい先日はスペインの空港で沢山の死傷者を出した航空機事故がありました。 原因がなんであれ、こういう事故は一切あってはならないし、 それでも不幸にも起こってしまった事故は... 何年経とうが、風化させて忘れてしまってはいけないと思います。 事故の犠牲者になられた方々へ、心からのご冥福をお祈りいたします。 映画『クライマーズ・ハイ』の公式サイト ☆海外旅行・海外生活のブログ☆ Grazie. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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