久々に読みました
荻原浩さん
砂の王国 上下
内容(「BOOK」データベースより)
全財産は、3円。
私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。
寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、
極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と
美形のホームレスが、私に「新興宗教創設計画」を閃かせた。
はじき出された社会の隅からの逆襲が始まる! (上)
しかし
作りだされた虚像の上に、見る間に膨れ上がってゆく「大地の会」。
会員たちの熱狂は創設者の思惑をも越え、やがて手に負えないものになった。
人の心を惹きつけ、操り、そして―壮大な賭けが迎える慟哭の結末。(下)
新興宗教とかカルトとかは好きじゃないので
読むのをずっと躊躇っていましたが
好きな作家さんの本だったので
とうとう手に取ってしまいました。
結末は 想像通り
ふと前に読んだ乃南アサさんの《暗鬼》を思い出しました
宗教に洗脳されていく主人公を書いたものでしたが
読んでいて気持ちが悪くなったのを覚えています
なんだか 後味の悪いお話だったわ。
あれから 乃南アサさんはまったく読む事が無くなりました
《凍える牙》とかは面白かったので残念ですが
この先も 乃南さんの本を手に取ることはおそらくないだろうな~(-_-)
篠田節子さんの《仮想儀礼》
家にあるのでいつかは読もうと思っていましたが
読んだ主人が言うには同じような内容の本らしいので
多分これも読まないわね
ブック○フさま行きのダンボールに入れときましょ。