内容(「BOOK」データベースより引用)
K病院のある病室に出入りする、健康的でどこか色っぽい熟女、
“付添婦”の秋田さん(仮名)。
謎の血尿で入院中の木戸俊二は、同室の仲間と、
そんな彼女を巡る他愛もない噂話をするのが唯一の娯楽。
しかし、実は俊二には、秋田さんとのとあるエピソードが、
行き場をなくした記憶としてさまよっていたのだった―。
そんな折、俊二は秋田さんから意外な用件を頼まれることになって…。
表題作ほか、旧友の遺した金で哀しみを買う旅に出る
『ボギー、愛しているか』併録。
伊藤たかみさんは初めて読みました
「八月の路上に捨てる」で第135回芥川賞を受賞しています
ハラハラやドキドキ感 そういうものが全く無い
日常の一コマを切り取ったような どこにでもありそうな世界。
読みやすい小説でしたが、 残念ながら 私好みではなかった。
煮物は冷めるときに味がしみ込むように
心にも悲しみはよく沁み込むでしょう
これは文中の秋田さんの言葉の一部です
そうそう そういうものなのよね~
つい肯いてしまいました。