|
テーマ:最近読んだ本(769)
カテゴリ:日々の暮らし
小林泰三 アリス殺し
複数の人間が夢で共有する〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と、 現実世界で起きる不審死。 驚愕の真相にあなたも必ず騙される。 鬼才が贈る本格ミステリ。
前回の『海を見る人』が好みではなかったので この本もどうしようかと思ったのですが 予約待ちをして やっと借りられたので とりあえず読んでみることにしました。
不思議の国と地球が夢でリンクする 生きている者たちも 事件も。 不思議の国のアリスは地球では誰なのか 女王は誰?ハンプティダンプティは誰? トカゲのビルは地球ではいったい誰なのか・・・
最後にたくさんのどんでん返しが詰まった なかなか目の付け所がおもしろい小説でした。 私もすっかり騙されてしまったわ(^^;
『不思議の国のアリス』で すぐに首を切りたがる女王は この本で 真犯人が見つかったときも 『首をちょん切っておしまい!!』 と、言い放ちます。
そこで小説が終わるのであれば『面白い小説だったわ』で 終わるのでしょうけれど この小説はその後も 首を切る場面が書かれています。 私としては その場面は要らないと思いました。 出来れば読みたくなかったわ(-_-;)
そういう少しグロテスクな物書きが得意な作家さんでもあるようです。 次は多分・・無いかな(^^;
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|