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テーマ:民族音楽(1)
カテゴリ:ペルーの音楽・踊り
ペルーのワルツはスペインにおけるフラメンコ、トロピカル・アメリカのボレロのように、
「われわれが何であるかやその本心をあらわし、酒の席での愚痴を歌うのである」 日本人の私から見ると、まさに演歌。 ワルツの歌詞は「失われた恋、たちの悪い恋愛、ばかげた夢、恋の思い出、熱愛のとりこになっている様子」を歌う。 ハロウィンからの続き、El Comercio(10/31)より。 ルーベン・フローレスは続ける。 「でもクリオジャ音楽はね、お涙頂戴だけじゃないんだよ。マリネラやポルカのように明るいのもある。」 海岸地帯であろうと、山岳地帯であろうと、歌われ、また階級も超えているジャンルである。 だが、El Comercio紙はといかける。 “いつも同じ歌詞、いつも同じ歌、いつも同じ作曲家で時代から取り残されたジャンル(genero)ではないのか?” テレビの音楽番組”Mediodia Criolla”でも新しい作家探しをしていたけど、どれだけ効果があったのだろうか・・。 若者のクリオジャ音楽にいルーベン・フローレスとハイメ・クアドラは 「新しい聴衆を得るため、特に若者をつかむには、新たなアイデアをもって普及を促進しなければならない。ペーニャでサルサや現代の人気音楽のグループと一緒に演奏するのもいいだろう」 一方でアウグスト・ポロ・カンポスやギター奏者のオスカル・アビレスなどは 「ペーニャは他の音楽と混ぜないで昔ながらのクリオジャのにぎやかさ(jarana Criolla)とはかけ離れないの精神を維持しなければならない」 としている。 果たしてクリオジャ音楽はどの道を歩むのだろう。 そしてスペインのフラメンコは?メキシコやキューバのボレロは?日本の演歌の歩む道は? 日本の演歌にはないペルー音楽の問題も新しいアーティストの誕生を阻んでいるかもしれない。 それは、海賊版CDの横行。 そのためミュージシャン、作詞・作曲家がもうからず、新しい作品ができにくくなったり、歌手も育ちにくいと言う問題もあるのかもしれない。 ブログランキングranQ パコ・デ・ルシア/SIROCO~熱風 ロマンセ・ラティーノ vol.1-vol.3 コンプリート ボックス STAR BOX~トリオ・ロス・パンチョス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.09 14:23:02
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