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雨だ雨だと言う天気予報にだまされて、22日の夜は思いっ切り夜更かしをし、翌23日は気分良く朝寝をしておりました。
23日の朝、10時過ぎに目が覚めて外を見ると薄日が射しています。
「雨ちゃうんかい」とぼやきながら、しかし午後から降るかも知れないと思うと遠出する気にもなれず、仕方が無いので先日買った折りたたみ自転車(おもちゃの自転車入れて3台目です。乗る人間はひとりしかいないくせにどうする気なんでしょうかね、このお馬鹿さんは)の試乗を兼ねて、練習コースにしようと目論んでいる山田池公園に出かけることにしました。
出かけることにしようと思ったのが11時頃で、それから朝ごはん食べて、ブログの巡回して、行きつけのチャットに行って、なんてしてると気がつけば15時過ぎ。
やっと出かけたは良いけど、今度は折りたたみ自転車の防犯登録をして、ついでに散髪をして、お気に入りの飯屋の近くにきたのでそこで夕食を摂って、それから折りたたみ用のライトを買いに行って、なんてしているうちに夜です。
まあ山田池公園は近所だし、ちょっと覗くだけだから良いかなーと思って、国道1号線の出屋敷という交差点を渡りました。ところが、渡った先の歩道はまるで中の島状態の歩道で、入り口はスロープになっているのですがそこ以外は全て15cmぐらいの段差の、ジャンプ台状態です。
知っていれば対処できたのでしょうが、私はその歩道がそんな状態になっているとは露ほども知りませんでした。既に日は完全に沈み、車のヘッドライトや街灯、店の明かりなどで真っ暗ではありませんが、黒いアスファルトの路面状況はあまりよく見えません。
私の折りたたみ自転車は12インチと極小のタイヤです。直径30cmもないタイヤで15cmのギャップに心の準備も無いままに飛び込めばどうなるか、というのを身を持って体験する羽目になりました。
見事に落車転倒です。
落ちた瞬間「うわ、カッコ悪」と思いました。とっさに手をつきましたが(手袋をしていたのは幸いでした)、勢いがついていたために支えきれず、左肩、そして左頬が路面にこすりつけられるのを感じました。
結構痛かったのですが、痛みにまかせてそのまま転がっているには余りにも場所が悪過ぎる(後続車が飛び込んでくれば二次災害です)ため、すぐさま跳ね起きて自転車を起こし、歩道へ上がりました。
自転車はベルが吹っ飛んでいます。でもそれ以外は特に歪んだところも曲がったところもありません。
人間の方は、左頬がじんじんしています。眼鏡は歪んでいます。左膝も打ったみたいです。左前腕もところどころ痛みます。でも特に流血している様子もありません。明日になれば青タン祭りになるかもしれませんが、今は大丈夫です。
山田池公園の入り口は、国道1号線出屋敷交差点から300m足らずです。ここで尻尾を巻いて帰ってなるものかと意地になります。要らない意地を張らせたら誰にも負けません。要る意地を張らないことにかけても、右に出る者はいませんが。
と言うわけで、無駄な意地を張って山田池公園に向かいます。公園入り口には、サイクリングロードでよく見る自転車止めが設置してあります。八つ当たり的にムカつきます。まあでも、これは逆に公園内に自転車を乗り入れても良いよって印だよなと腹を収めます。
夜の山田池公園は誰もおらず、静まり返っています。落ち葉の敷き詰められた道を走ります。一般道なら片側1車線ぐらいの、結構広い道路です。落ち葉が敷き詰められていることを除けば路面状態も良く、適当な間隔で街灯が設置され、ところどころトイレまで設置されています。
昼間は多分、ウォーキングやジョギングの人たちが結構多いんじゃないかなと思いましたが、夜は貸切みたいなものです。
こりゃあ良いやと、さっき転んだことも置き去りにして走ります。時々公園内とは思えないぐらいのアップダウンが現れます。12インチタイヤの折りたたみ自転車は、スピードは出ませんしブレーキは利かないし、直進安定性は激しく悪くハンドリングも不安定ですが、登坂は意外に楽です。ただし下りは恐怖です。
折りたたみ自転車にはサイコンをつけていないので、山田池公園の周回が実際にどれぐらいなのかはわかりませんが、多分一周3kmぐらいじゃないでしょうか。
機嫌良く走っていると左頬に何か冷たい物を感じました。「え?もしかしてさっきの転倒で流血してんのか?」と焦って頬に手をやると、今度は右頬です。雨です。
そう言えば今日は降水確率が高かったことを思い出し、慌てて周回を切り上げて帰路につきました。
結局この日は、折りたたみ自転車で10kmぐらい走りました。
家に帰ってから鏡で左頬を見ると、小さな擦り傷群と、1cmぐらいのかすかに血が滲んだ切り傷が出来てました。左頬にこんな傷じゃあまるで誰かと殴り合いでもしたみたい(相手に右手で殴られたら、こちらの左頬に傷がつきますよね)で、明日会社に行って傷のことを聞かれたら、何て言い訳したものやらと気を揉みましたが、幸い青タンにもならず、擦り傷切り傷も眼鏡で隠れてそれほど目立たずに済みました。
しかしあの歩道は、マジでトラップか何かですか?
まあ、場所柄あの歩道に子供がひとりで乗り上げることはないと思いますが、折りたたみや小径タイヤ自転車隆盛の昨今、あのトラップにひっかかる人は、私以外にもいるんじゃないでしょうか。ってか、あのトラップにかかった馬鹿が私だけってのは寂し・・・、いや何でもありません。皆様も落車転倒にはお気をつけ下さい。 |
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最終更新日
2006年11月24日 22時24分54秒
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