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2006年12月12日
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カテゴリ:自転車
昨晩、帰宅後走りに行きました。

家に帰り着いたのは午後23時半。深夜ですが風も無く、それほど寒くも無く、宙には半月が朧雲に包まれて浮かんでいます。

なんだかドキドキワクワクしながら自転車を担いで階段を降ります。

乗車前点検を終えて走り出すと、思ったよりペダルが軽く感じられます。ギアはトップに入っていますが、ROVER一世号君が持つわずか6段のギアでは、トップギアといえども標準的なロードレーサーに備わった前2枚後ろ9枚のギアで言えばフロントインナーのリアトップ。私には売るほどの脚はありませんが、それでも平坦路無風でこれでは軽過ぎます。

やっぱり今冬中にギア倍増計画は実施しなきゃなあとか夢想しながらへこへこペダルを漕いでいると、私の左側をシュカッと何かが通り過ぎていきました。

深夜で車の交通量が少なかったため、私は何気なく左車線路側帯の車道中央寄りを走っていたのですが、その私の左側を無灯火の自転車がすれ違ったのです。

ギアのことを考えながら走っていたせいもあって、すれ違って10m程走ってから初めて、自転車とすれ違ったことに気づきました。

私の走ってる位置から道路の左端までの幅はおよそ2m程度。道路の端は住居のブロック塀か、路面から落差1mはある枯れ田です。

そのわずか2mの隙間を結構なスピードですれ違っていった自転車(暗い上に黒い自転車でよく見えなかったのですが、多分MTBタイプ)。もし私があの時左にヨレたら最悪正面衝突。そこまで行かずともハンドルを軽く引っ掛けただけでも両者あるいはどちらかの落車転倒は免れ得なかったでしょう。ツーキニスト疋田さんが「逆走すんなバカッたれ!!」と叫ぶ気持ちがよくわかりました。って言うか無灯火やめれ。マジ怖いです。

そんなこんなで山田池公園に到達。夜の山田池公園は人っ子一人おらず、深閑としております。

街灯のある区間は気持ちよく走れますが、園内の小川沿いなどはかなり暗く、自前LED3灯の心細い光の輪を頼りにおっかなびっくり走ります。

時々暗闇の視界の端を何かがよぎったような気がすることもありましたが、そーゆーのを気にすると泣いちゃうかもしれないので気にしないことにします。

私のサイコンにはバックライトが無いので1周のタイムを計るのは無理と諦めて、って言うかこんな状況でタイムトライアルして自爆しても、朝まで誰にも助けてもらえませんから無理はやめて淡々と走ります。

久しぶりの自転車。風を切って走る感覚。踏む足引く足にストレートに反応する走行感。オートバイとも馬とも違う。どれが良いとか悪いとかではなく、今はとにかくこれが楽しい。

真っ暗闇を走る時は、見えない路面と、時々目の端をよぎる見えちゃいけない何かにビビってドキドキしますが、街灯が照らす区間は爽快このうえない気分です。

機嫌良く一周目を終え二周目に入り、気分が乗ってきたのでついでに調子にも乗って三周目に入りました。この際だから十周ぐらいは走っちゃおうかなあなんて乗り乗りで三周回目を終えかけた時、異変に気づきました。

「あれ?街灯区間が無い?」

さっきまで煌々と辺りを照らしてくれていた街灯が、気がつけば全て消灯しております。

考えてみれば無人の公園を夜通し照らす理由は、赤字財政の大阪府にあるはずもなく、どうやら午前零時前後に山田池公園内の街灯は全て消灯されるようです。

しかたありません、真っ暗闇の中を走って見えちゃいけない何かに呼ばれても怖いので、三周回で切り上げてスゴスゴ帰りました。

この日の走行距離は15.65km、走行時間は約60分でした。





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最終更新日  2006年12月12日 22時48分36秒
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