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テーマ:暮らしを楽しむ(387551)
カテゴリ:徒然日記
2004年11月30日の日記に『新顔の猫』というものを書きました。
その猫、ベンちゃんが、今月の19日に死んでいたそうです。 私は電話をもらって知りました。 夫の実家の裏でひっそりと死んでいて、 様子から、もう結構経っていたみたいですね。 年寄りでもなかったし、身体に大きな怪我などもなく、 見ただけでは原因はよくわからなかったそうです。 庭に埋めて、供養したとのことでした。 あんなに若くて溌剌としていた猫なのに… とても悲しいです。 思い返せば、ベンちゃんは義父が脳出血で倒れた頃に 夫の実家にやってくるようになった猫でした。 家族みんなが毎日不安を抱える中で、 ベンちゃんの登場は心を癒してくれる存在でした。 私と夫で、実家の留守番をしている時なんかは、 よく縁側の方から「エサくれ~」と鳴いていたものです。 縁側でウトウトしている仕草は、それはそれは可愛かった。 それが、ふとベンちゃんを見なくなりました。 思い返してみると、義父が退院した頃からです。 義母なんかは「たま~にだけど見かけるよ」と言っていたのですが 私はベンちゃんに運悪く会えなくなってしまっていました。 そして、今回の結果です。 最後に元気な姿を見ることもなく、変わり果てた姿を見ることもなく 私はベンちゃんとお別れすることになってしまいました。 なんだか最近思うのは、もしかしたら、 義父の身代わりになってくれたのかな、ということ。 義父が倒れた時に現れて、義父が元気になったら立ち去り、 そして死んでしまったベンちゃん。 うちでは身代わり地蔵だと言っています。 ベンちゃんが死んでいた場所は、夫の実家の裏の物陰。 そこは、一度私がベンちゃんのウンチシーンを 目撃した場所でした(笑)きっとその場所はベンちゃんにとって 秘密の心休まる場所だったのでしょうね。 そこを選んで最期を迎えたということは、その場所が 居心地良かったということ、そして、そこにいる人たちを 嫌いではなかったということ、だと思っています。 最後にその場所を選んでくれたということが、 せめてもの救いのような気がします。 冬の寒い日でも、陽射しの降り注ぐ大きなローズマリーの側で グーグー昼寝をするのが好きだったベンちゃん。 私のお気に入りの一枚です。 (注:これは死んでいる姿ではありません・笑) ベンちゃん、みんなにステキな時間を、ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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