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誤解があるといけないので、発達障害について少し説明しておきましょう。 あくまでもここでご紹介しているのは、書籍やネットなどで名前が出ている「傾向を持っていると言われている」有名な人物です。 これらの人物は病気として通院している人というわけではありませんし、診断をされているかどうかもわかりません。 また、おそらく本人による自己申告も無いでしょうし、私自身、彼らの事を病気や障害のある人物であると思っているわけではありません また、アスペルガーやADHDなどは比較的新しい診断基準ですから、存命である時代にはそういった名称自体が無い場合もあります。 実際に、そういった発達障害の判定は、DSM-4またはDSM-5と言われる基準に基づいた質問シートで判定されるもので、そのシートには「しばしば…がある」など、非常にあやふや基準を示してあり、本人や親が自己申告で質問に答えて診断を仰ぐといったものです。 特にADHD等の基準は、心配な親御さんであれば全て思い当り、「はい」と答えてしまい、皆さんがそうであると診断されてしまうのではないか?と思うようなものです。こうした診断というのは、子供に対する親の態度や対処の仕方などのヒントとして活用していく一つの指針であり、結論としての「病名」とは違うものなのです。 現在では専門家でも「障害である」と決めつけることはなく、あくまでもその傾向があって、現在問題が生じているならばその「傾向」が原因のひとつになっているかもしれないからこんなふうに接しましょうというアドバイスをもらったり、こういう訓練をすればよいなどという助言をするのが一般的に「治療」と称して行われています。 もし薬物治療が行われるとしたら、合併症などの深刻な状況があり、それを緩和するために行われるもので、発達障害を直す薬などはありません。心理療法なども同様で、何らかの辛い症状がこの「傾向」が原因で生じている場合にそれを緩和するための治療であり、発達障害を直す治療ではありません 現場で行われている「治療・カウンセリング」というのは、あくまでも「そういう傾向にある子(人)」であるという「診断」に基づいて、そういう子(人)のことをわかってあげたうえでこんなふうに接してあげましょう、、というアドバイスを与えるといったものなのです。 進学塾フィ→ルド☆アトラクションズ 国分寺校(国分寺市)/久米川校(東村山市) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月24日 12時56分23秒
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