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漢字を覚えるのが苦手な子、得意な子、そんな話をよく耳にしますが、基本的にこれは議論自体が間違っています。
暗記力は小3~小4でピークを迎え、子供の成長の過程で論理的な思考やコミュニケーション能力が発達する小5後半くらいから緩やかに抑制の傾向に転じます。 しかし、能力自体が鈍るわけではなく、簡単に言えば「余計なことを考えない、思考や感性が及ばない時期は邪魔するものが少ないので外からの刺激がダイレクトに脳に届く。」という理由からそのような傾向が生まれるという事です。
また、小学生、中学生は漢字や英単語など、情報の関連性が少ないものでも暗記する能力が研ぎ澄まされていますので、「誰もが暗記の天才」なのです。
しかし、覚える訓練をされておらず、書いて覚えることにたいして「面倒だ」と抵抗感がある子は結果的に「覚えるのが不得意」という結果に陥ってしまい、暗記力が、あたかも持って生まれた才能であるかのように思われてしまうのです。
もちろんパッと見て覚えられる能力には個別差が生じますが、「書いて覚える」という手段で代用すれば、ほとんどの子が「見るだけで覚えられるような特殊な能力を持っている子」と同等、あるいはそれ以上の「暗記力」を発揮します。 つまり、暗記力とは「書いて覚える」ということをどれだけやってきたかという経験値であり、特に小中学生のうちには、能力的な差はほとんどないと言われています。
また、漢字などを「100回書きなさい」「1ページ分書いて埋めなさい」など、間違った練習のさせ方を強要された子は、書くことに抵抗感を持ってしまっていることも多く、とにかく「書く」ということから逃れようと必死になる子もいます。
覚えるの苦手だと思いこんでいる子は、とにかく書いて覚えることを無理にでもさせましょう。かわいそうとか、この子は書くのが苦手だからとか決めつけたりしてはダメそして100回書けとか、そんな宗教の儀式みたいな練習法をやめさせましょう。漢字であれば「見ながら2回、見て1回」書いて、後はテストしてみる。そういうふうに、意識的に脳を動かしながら練習するように指導しましょう。どんなに覚えることが苦手な子でも、びっくりするほど暗記が得意になります。
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最終更新日
2014年09月01日 16時44分11秒
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