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Flinaの日記

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2006.07.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ちょっと長いですが思い出話を。


2、3日前のことですが、私が小学校1年生の時から住んでいる大阪の「○○市」をネットで検索していたんです。
別に深い意味はなく、なんとなく「どんなことが書いてあるのか調べてみよー。」と思って。



私が生まれた「市」ではありませんが、人生の5分の4を過ごしてきたところ。
私がカナダを去るときは、やはりここへ帰ってきます。


その○○市のページを見たときに、私が通っていた小学校の名前を見つけました。

どうやら、学校の公式ページがあるらしい。

それをクリック。


すると、私が通っていたときとはかなり変わってしまった、でもいくつかの部分は当時のままの校舎の写真が。
運動場もプールもまったく違うものになってしまったけど、それでも懐かしい・・・。



校歌のページも。
1、2番は歌詞を見れば

「あー、そうだそうだ。こんな歌詞だった。」

と思えるけど、3番はまったく記憶にあらず。
それでも懐かしい・・・。



現在の学級数&生徒数のページではびっくり。いや、ショックを受けました。
私が通っていたころの約半分。
なんて少ないんだろう・・・。



そして。
「校長からのメッセージのページ」を見たんです。

そこに写っていたのは、私の小1・2のときの担任だった先生。
あのときの「先生」が今では「校長先生」になっているのです。

このことはずっと前から母から聞いていました。
私はこの先生が大好きだったので、おととし日本に帰国したときに友達と小学校に遊びに行ったのです。
今では校長先生になっているらしい○○先生に一目会えないかな~と校舎の周りをブラブラ歩いていたんです。



でも、私たちが甘かった。



2001年に起こった池田小児童殺傷事件以来、世の中は、特に学校を取り巻く環境はすっかり変わっていました。

いつも開かれていた門は閉ざされ、その隣には警備員。
児童は親と一緒に集団下校。
子供たちが通れる分だけ門が開かれ、彼らが通るとすぐに閉ざされてしまう。

私たちがそれを見ていると警備員の人に

「何か用なのか?」

と冷たく聞かれました。


昔なら自由に学校内に入れたから、放課後運動場で遊んだり、忘れ物を取りに校舎の中へ入ることもできました。
(実際、私はよくやりました。特に後者…。)
たとえそれが卒業したあとでも同じこと。気軽に出入りできた。
それが今はできなくなった。

特に私たちが住んでいるのは、事件が起こった大阪。
その衝撃はどこよりも大きかったはず。



話がそれてしまいましたが、そんなわけで「校長先生」には会えずじまいになっていたのです。
なので、ホームページの写真を見た瞬間は言葉にならず涙が出そうになりました。

確かにあの○○先生なのだけど、


お年を取られたな・・・


と。
当時はおそらく30代だったと思うけど、いつもエネルギーに溢れていきいきしていました。
そして走るのが早かった!
運動会では、生徒みんなで先生を応援して。
先生のクラスの一員であることがうれしくてたまりませんでした。
私たちが3年生に進学すると同時に先生が転任聞いてされると聞いて、どれだけ寂しかったか。

そんな自慢の担任だったけど、写真の先生はもうすっかり「校長先生」。
なんというか、とても疲れているように見えたのです…。




今度日本に帰ったときは、ぜひお会いしたいな。
お元気だといいのだけど。





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Last updated  2006.07.26 16:35:42
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