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2022年01月23日
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カテゴリ:Needle Felted Animals

 
テモちゃん 引力によってずり落ちていく 2016年01月23日
あきてもさんのブログ より)
 
 
 
 
 
フレンチブルドッグのテモちゃんフィギャア製作
+籠城再開 2022
 

東京ではついに COVID-19 の PCR 検査陽性者数が1万人を越える日も出てきた。
2019年以前の生活様式とはまったく異なる日常を送らなければならず、
オカルト スピリチュアル系に頼らざるを得ない人びとがいるのもわかる。
故・山本七平氏が著書の中で(書籍名は後ほど探してみよう)、
太平洋戦争の戦地にいる兵士の間で占いが流行していたと書いていた。
日本が連合軍に戦争に負け、のちの朝鮮戦争とベトナム戦争の特需によって
奇跡と云われる経済復興を遂げたのは、実に皮肉な話である。
1980年代のバブル経済もスピリチュアルとは何ら関係はなかった。
ビジネスマン・セールスマン向けの自己啓発セミナーは盛んであったが。
むしろ物質主義社会に反発して新興宗教に帰依する末端信徒も少なくなかった
(教団上層部は潤沢な資金を使って贅沢サマディであった!)。


すなわち、日本経済が再び活気づくには、念仏スピリチュアルなどではなく、
昭和期のような特需や中身は空っぽなバブル景気に匹敵する何かが必要なのだ。
とは言っても、日本や世界の工業製品の下請けの多くは
周知の通り中国や東南アジアの工場に発注されており、
今後の日本に伸び代〔しろ〕はあるんですかねーーーと不安になってくる。
先行き不安なので追い詰められた一部の人たちは
「日本は世界に誇る歴史を持つ素晴らしい国!」
などとチンドン屋をやっている。嗚呼〔ああ〕、もはやヤケクソだ。
折角チンドン屋をやるなら丁髷結って江戸時代のコスプレ仕〔つかまつ〕るは如何。



菊地ひと美 著『江戸の子ども ちょんまげのひみつ』
 

 
 
 
『江戸衣装図絵 奥方と町娘たち』 ちくま文庫
 

 
 
 
『江戸衣装図絵 武士と町人』 ちくま文庫
 


 
 
 
現代日本はすっかり魅力がなくなった、と認識することこそが大事なのかもしれない。
東京の浅草界隈に本家江戸村を作って、
時代装束のマネキン・モブキャラを歩かせるのも面白そうだが
栃木の日光江戸村などから悲鳴が上がるにちがいない。
 
 

・積極思考にも限界はあるんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ
前回ブレイク・スナイダー著『SAV THE CAT の法則』を取り上げた。
この本には続編が二冊あって、大藪作品『暴力祖界』と同じように、
著者の絶筆という形で終わってしまう。
ブレイク・スナイダー氏の最後のブログは少々驚く。
 
 
転換
 
 ほとんど即座に我々は正しい道に入ると教えてくれる、宇宙の法則がある。《覚醒の時》が来るまでは、変わるなんて絶対に無理と思える。しかし、その時になると、水門は開く。実際に必要なのは決断、そしてそれを証明するほんの小さな一歩の行動だけなのだ。
 (後略)」
  
 (廣木明子 訳『SAVE THE CAT の逆襲 書くことをあきらめないための脚本術』
  第8章「自律、焦点、そしてボジティヴ・エネルギー」
  ブレイクの最後のブログ 二〇〇九年八月三日 P. 248, 249 )







 
上掲章の最後でブレイク氏は
「古いアイデアの死」と、
「猫を救うことによって主人公も新たな生を得ること」について述べ、
亡くなってしまうのだ。
1999年10月に日本で出版された
『ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』の著者、
マイク・マクマナス氏も同書(日本語版)が出る前に多発性骨髄腫で亡くなっている。








たとえ積極思考の人やワーク・ショップの考案者といえども、その意に反して
志〔こころざし〕半ばで倒れてしまうことは往々にしてあるし、
今日動画サイトで啓蒙活動に励んでいた発信者が
予告もなく突如活動停止することだって起こり得る。
目立ちたくない人間はガツガツせず、
日々犬猫の世話などして、気楽に過ごしてよいのではなかろうか
(・・・・・・自分で決めればよいのだ)。


「宇宙の法則」も「ワクワク」も乱用が祟って言葉の威力をすっかり失った。
賛否両論ある「元祖エイブラハムの〓〓の法則」も、
理詰めで考えれば自己啓発本「思考は現実化する」
宇宙憑依本『セスは語る』を〝蝿男の転送装置〟で合体させたもので
ヒックス夫妻の商魂のたくましさに呆れるばかりである。
こんな粗末な虚構(フィクション)でも「イワシの頭も信心から」、
プラセボによって目に見える景気回復効果があるかもしれない。
金満スピリチュアル信者の面々には是非一念発起していただきたいものだ。
一方、創作活動をする人には、自己啓発本の〝仕掛け〟を見抜く炯眼を持ってほしい。

昨今の読者はあまり本の源流を辿らないようだ。
『思考は現実化する』を読むと、
ナポレオン・ヒルが愛読していた本の著者名が描かれている。
ラルフ・ウォルドー・エマソンも著者の中の一人だ。
そして、ラルフ・ウォルドー・エマソンの著書を開くと、
エマソン本人が読んでいたプラトン、スエーデンボルグ、
モンテーニュ、シェイクスピア・・・・・・の名前を見つけるだろう。
本当の教養人というのは読書量も物凄いのだ。
自宅籠城で暇な時間を古典読みで過ごしてみるのはいかがだろうか。
 
 (つづく)


 
 
 
 
 

  


 

 
 
 
  
 


 
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Last updated  2022年02月07日 07時00分51秒
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