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テーマ:暮らしを楽しむ(388447)
カテゴリ:Living
いや、違う生き物として扱われてきてしまった人たちも、たくさんいる。例えば土地を追われてしまった先住民たち。捕えられて、あらゆる人体実験に使われた人々。そして奴隷として、また時にはハンティングの標的扱いになり、奴隷解放後もことごとく差別にあっている(あえて現在進行形)黒人の人々・・・。いったい、人間ってなんなんだろう。 数多くの文化や宗教の発祥地、インド。日本人にはもうおなじみの食材や文化も、中国を経由して、この国から来たものが沢山ある。こんなに接点のある国だけど、なんだかよく分らない、そして私にとっては、いつか訪れてみたい国だ。 このインドで2000年以上も前から、12年に一度開催されている「クンバ・メラ」という宗教の祭典をご存知だろうか。ガンジス河とヤムナー河が交わる聖地アラハバマードが乾季で大地を見せた時に行われる。 2001年に行われた、この「クンバ・メラ」のドキュメンタリー映画「Short Cut To Nirvana」を観た。この年はなんと7000万人の人々が集結したのだそうだ。 これを観てさらに・・・「世の中には本当ーーーーに、いろんな人がいる」という事を叩き付けられる。そして「違っていることが当然なのだ」ということも。 この映画の中での興味深いコメントをここでひとつ。 「先進国は技術や医学の開発に躍起になって、肝心なことを置き去りにしている。それは自分自身の『インナー・ジャーニー(自分自身を知る旅)』だ」 これだけいろんな事が発達したはずのなのに、幸せになれない、健康でいられないのは、自分自身に耳を傾けていないから。そして、それによって、常にまわりに振り回されすぎてしまうから・・・なんだろうな。 そしてこの映画の中からもうひとつ、チベット仏教のダライ・ラマのお言葉。 「異なる宗教を信仰し、国が違い、文化が違っても、慈愛をもって、世界の状況を改善し、環境を守ることは、すべての人にとって、共通の責任である」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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