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テーマ:暮らしを楽しむ(388438)
カテゴリ:Living
春にんじんの旬も、そろそろ終わりです。
暖かさが増して、にんじんが花を咲かせる準備に入ると、根っこ(私たちが食べる部分)が、固ーくなって、食べずらくなってしまいます。 花を咲かせて、種を採るためのにんじんを1画だけ残し、あとはすべて抜く作業をしました。次の野菜を育てるための準備開始です。まだ食べられそうなものは納屋へ、そして山羊にもおすそ分け。 1本1本、にんじんを抜くと、出てくる形が様々。まだ小さいのもあれば、立派に育ったものもあるし、丸っこいもの、細長いもの、二股に分かれたもの・・・。次はどんな形かな?と、楽しみながら抜いていきます。個性のある、にんじんたち。でも、これがにんじんの本来の姿、ではないでしょうか? 最近のにんじん、どれもまっすぐで、同じような大きさと形、苦味を押さえ、甘みを高める・・・あれはすべて、品種改良のなせる技です。 箱詰めには形が揃っていると便利ですよね。それに消費者にも、キレイにまっすぐなものの方が、人気が高い。皮が剥きやすい、料理しやすい・・・きっと理由はさまざまでしょうが、要は『コントロールしやすい』ということ、でしょうね。 この、にんじんの扱い、良く考えると何かに似ていませんか? なんだかまるで、私たち自身の事のようではありませんか。個性より、コントロールのしやすさを重視される。平均的な形(体型や性格)以外は、扱いづらいと、のけもの扱い・・・。 にんじんも、にんげんも、個性がある方が、ずっとずっと面白いのに。 関連日記『種を蒔けば』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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