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テーマ:温泉(1019)
カテゴリ:あれこれ
温泉といったら、年がいってから、いくものと、思っておられませんか?
私が、温泉に目覚めたのは、けがの功名か(笑) そのリハビリに、いいとわかってからです。 最近、同業者の方より、教えていただいた、週刊新潮に連載されている、 札幌国際大学教授 松田忠徳氏の「江戸温泉物語」のコラムの内容を、少し抜粋してみました。 大学教授の松田先生によると、 後藤艮山(ゴトウ コンザン)は、わが国で温泉を、最初に(江戸時代)医療に用いた医者で、次に、その門下生の一番弟子の香川修徳〈修庵〉(カガワ シュウトク)などが、後に続いたそうです。 香川修徳は、温泉の効能について、以下のように書いていました。 「天地自然の湯気によつて、熱い温泉が湧き出すが、人はその熱い勢いをうけて、気力が充実し活発となり、次第に心身が解きほぐされ、のびのびとなる」 『一本堂薬選』 「温泉は心気を助長し、体をあたため、ふる血を除去し、血のめぐりをよくし、肌のきめを開き、関節を滑らかにする~」と、述べています。『一本堂薬選』続編 当時の温泉医学者らは、温泉に含まれている泉質別効能に、こだわり過ぎるよりも、温泉が本来もつ、総合的なパワーを見直すことの方が、大切ではないかと、提唱していました。 大学教授の松田先生は、この総合的なパワーとは、温泉が人間の生体機能のリズムを整える、つまりホルモンの分泌を本来の姿に戻したり、自然治癒力を高めること あるいは阿保 徹教授が、ブームに火をつけた、免疫力を高めることに違いないと、言っておられます。 西洋医学は病気を治す、温泉医学は体と心を治す。 と、いえると、明言されています。 対処療法を得意とする西洋医学は、「冷え」を軽視しがちですが、中国医学では、早くから体を温めることの効用を、大切にしてきました。 温泉医学も、体を温めるのを、もっとも意識しているでしょう。 「体を温めると病気は必ず治る」の石原 結實先生は、病気は冷たいところに起こるに尽きるといっていいだろう。心臓と脾臓にだけは、冷えの病気であるガンができないのは、体の中での温度が高いからだ~とも言っておられます。 *追記 一年にわたって連載された、松田忠徳氏「江戸温泉物語」のコラムが、「江戸の温泉学」という、単行本になったそうです。 温泉の力って、素晴らしいなぁ~と思いますね(゜-^*)v もうひとつの名言です。 「湯は、無我にして、天池自然にしたがうものなり」『但馬城崎湯治指南車』 入浴するものとしては、地中からこんこんと湧き出している温泉に、天池自然にしたがって、無我の境地でつかりたいものです。 せっかく、温泉に恵まれた日本に住んでいるのだから、美容と健康回復に、是非、活用したいですo(*^-^*)o *参考 週刊新潮「江戸温泉物語」 松田忠徳 参考リンク 社団法人日本温泉協会 札幌国際大学教授 松田忠徳氏HP(まつだ ただのり) ・・・・・・★☆ テレビで放送していた、症状によって、いつはいったら、一番効果的かというのを、メモしていたので、ご紹介します。家で入浴されるにも、お役にたてると思いますよ(^o^)丿 第2弾 症状別温泉(入浴)の活用法 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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