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カテゴリ:生き方
【下方比較の法則は心を楽にする】 作家の曽野綾子さんが、次のようなことを述べています。 「アフリカの貧しい国では、人として根本的な苦悩があります。 つまり、『生きられない』、ということです。 お金がないから食料を買えない。そのために満腹感を知らない。 ここ数ヵ月の間、体を洗ったことがない。雨が降っても濡れて寝る。 病気になっても医者にかかれないので、痛みをこらえて土間に寝る。 そのような人たちのことを思ったら、自分はなんと恵まれているのか と思います」。 心理学に、「下方比較の法則」と呼ばれるものがあります。 「私だけ、なぜこんな目にあうのだろうか?」という問題に直面した時に、 「私よりも、もっとつらいことで苦しんでいる人がいる」と、自分よりも 大変な人と比べることです。 すると、「私のほうがはるかに恵まれている」という気持ちになり、もう少し 頑張ろうという力が生まれます。 曽野さんのようにアフリカで生きている人たちを基準に考えれば、日本で 生きていることはありがたいと思うことができます。 何事もポジティブに考える人でも、何か心配事が起きて気持ちが萎えること があります。 人間ですから、落ちこめば心配性の状態になります。 そういう時に、下方比較の法則で物事を考えると心が楽になります。 気持ちを切り替えようと思っても感情に流されることもありますが、今が 幸せであると理屈抜きに考えるのも大切なことです。 今あるものに喜び、感謝することを基準にする生き方を続ければ、問題が起き たとしても不安は軽減され、穏やかな日々を送ることができます。 (by ハートリンクス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月23日 07時00分12秒
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