|
カテゴリ:カテゴリ未分類
私は毎日勝負している。
そして毎日負けている。 今日こそは、と思うのだけど 最後は結局負けてしまう。 いつかは勝てると信じて続けて来たけど さすがにここまで負け続けると その自信も揺らいでしまう。 その勝負と言うのは・・・ ちょっとひと言では言えないな。 その勝負の相手と言うのなら ひと言で言えるけど。 で、その勝負の相手はと言うと ズバリ、うちの飼い猫チチである。 そのチチと毎日勝負している私。 そして今の所、私がずっと負け続けているのだ。 詳しく書くと、 私が掃除機をかけている間に チチが家から出て行くと私の負け。 いや、むしろ 私が掃除機をかけてる間中 チチがいつもの寝床から動かなかったら私の勝ち。 とそう思いながら毎日掃除機をかけ続けているのだけど。 うちのチチはとっても臆病なので 私がキッチンで掃除機をかけだした段階で 自分の寝ている場所で固くなり 私がキッチンから出て来るのをじっと待つ。 猫の出入り口はキッチンにしかないので 冬場で窓がどこも開いてない今は とにかく私がキッチンから離れるのを今か今かと待っているのだ。 そして風呂場へ移動した私の様子をうかがいながら それでも私がまだ十分遠くへ行ってないため 一歩も動かずにとにかく待つチチだが 風呂場から玄関、そしてリビングにやって来た私を確認するや否や 脱兎のごとくかけだして とっととバルコニーに逃げてしまうのだ。 その出入り口の音を耳にする度 「今日も負けた・・・」 と肩を落とす私。 別に私が掃除機でいじめた訳じゃないのに なんで掃除機が嫌いなんだろう? というか、 大きな音がイヤなだけと言う気もするが。 というか、 一体なんで私はこんな勝負を始めてしまったのか? これじゃあ、いつ勝てるかわかった物じゃない。 いや、もしかしたら一生勝てないのかも。 だいたい、なんでチチが外に行くと私が負けるのか!? 自分で始めたくせに こんな風に腹を立ててしまう私も私なんだけど。 そう言えば高校生の頃 変わった友達がいて 彼女はいつも 「あの信号に着くまで息を止め続けられたらいい事がある」 だの 「この石をずっと蹴って駅まで行けたらいい事がある」 だのと勝負してたっけ。 なんか私のチチとの勝負もそれに似てるかも。 勝っても何の足しにもならないと言う所が特に。 そうそう、 初めは、私が掃除機をかける度に 私を避けて逃げてしまうチチになぜか腹が立って 掃除機の音を小さくしたり 出来るだけこっそり掃除機をかけるようにしたり そんな風にして始まったんだったっけ。 でももうそろそろ終わりにした方がいいかも。 第一、勝てる可能性ほとんどゼロだし。 私の中でチチの存在はとっても小さな物なのに 何故ここまでこの事にこだわっているのか 私にも不思議難だけど 出来れば明日からは この事にはこだわらずに 思いっきり掃除機をかける事にした方がいいのかも。 そうすれば こっそり掃除機をかけたりしない分 家の中も奇麗になるし 私の精神衛生上もきっと良いに違いない。 チチにとっても これ以上私に敵対されずに済むのだから もうこの事は考えないように 明日からは生きていくようにしようっと。 blog ranking お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|