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April 9, 2007
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今日はイースターマンデーで
フランスでは祝日。 天気もいいのでどこかに行こうかと一瞬思ったが 結局いつもの散歩をするだけにしておいた。 それと言うのも 来週から又息子が2週間のバカンスに入るので 旦那もそれにあわせて休暇を取ったため その時に小旅行でもしようかと ちょっと前から話し合っているので 別に今日わざわざ遠出をする事もないかと ずぼらな夫婦は思った次第。 でもエネルギーを持て余している子供達もいるので ずっと家にいる訳にもいかず 散歩をするだけで許してもらったのだ。 と言う事で 今朝、外出する用意をしていた時の事。 うちの痩せっぽちな息子のズボンがずれおちてしまう為 旦那がサスペンダーを出そうとタンスの引き出しを開けた所 側に立っていた娘がその引き出しに入っていた ナイロン製の水泳帽を見つけてしまったのだ。 じいちゃん譲りの頑固さを発揮して 絶対離さないと言い張る娘を説得出来ず そのまま散歩に出るはめになった私達。 勿論その水泳帽は息子の物で 自分の物を取られた彼は面白くない様子。 それで何度か娘からかすめ取ろうと企てた物の 娘の抗議の雄叫びで全て失敗。 でもそこは2歳児。 目的地に着く前に道に落とし 落とした事にも気がついてない様子だったので 私が素早くGパンのポケットに突っ込んでコトは終わった。 ・・・と思っていたのだけど。 公園では雑草をむしったり 木の実でペタンクの真似をしたり 噴水の水で水遊びをしたりして 仲良く遊んでいた兄妹だったのに 家に着いてお昼ご飯を食べた後 うっかり者の私が 水泳帽をうかつにポケットから出してしまった為に またまた兄妹間の熾烈な争いが始まってしまった。 まず初めに見つけた息子が手に取ると それは自分の物だと言わんばかりに娘がうなる。 よこせよこせと泣き叫ぶ娘を持て余した旦那が 「ちょっとだけだから貸してやれ」 と息子に言うが さっき取られっぱなしだった事もあり 息子も素直に言う事を聞かない。 でもさすがに旦那に怒鳴られてしまい 泣く泣く娘に譲るはめに。 娘は娘で途端に機嫌を直し 息子の目の前でこれ見よがしに振ってみせたり。 そのうち旦那が煙草を吸う為にバルコニーに消え PCに向かう私の後ろで 第3の抗争が始まってしまった。 二人とも帽子の端を持って力任せに引っぱり それと同時に叫ぶ叫ぶ。 本当は息子の物なので 娘に止めろと言うのが正しいのだろうけど 2歳の娘を説得出来る自信が無かったので 5歳の息子に 「ちょっと貸してあげなさいよ！！」 と怒鳴ってしまう。 だいたい水泳帽なんて今すぐ使える物でも無し 別に娘が振り回してたってなんて事ないだろうに。 なんて思ってしまうのは間違いなんだろうけど。 でも親としては 言ってわかってくれそうな方を我慢させてしまいがち。 私にそう言われた息子、 手は離した物の 泣きながら子供部屋に走って行き 「Je suis le garcon le plus malheureux du monde！」 （僕は世界一不幸な少年だ） とベッドに突っ伏して泣き出した。 ・・・大げさだなあ。 と思うと同時に その息子の言葉に 不謹慎だが笑ってしまった私。 バルコニーから戻って来た旦那が 息子が大泣きしてるのを見つけて 「これは彼の物なんだから そろそろ返してあげようよ。 ほら、あんなに泣いてるんだし」 と娘を説得。 娘もお兄ちゃんがおいおい泣いているのを見て 「Tiens,c'est a toi」 （ほら、アンタのだよ） とやっと返してあげた。 でも泣き出したら長い息子。 結局長々と泣き続け もう水泳帽なんかどうでも良い状態まで行ってしまっていた。 ・・・5歳といってもまだ子供なんだな。 最近本当に大きくなってきたし 息子がまだ幼稚園児だと言う事を忘れていたのかな、私。 子供同士で争う時には やはりいつも息子を怒ってしまってるし。 これからは少しくらい 息子の肩を持ってあげた方が良いのかも。 実は娘の方が 諦めが良いと言う事も 最近になってわかって来たし。 でも兄二人にいじめられて育った私としては やはり妹に甘くなってしまうのも事実。 ・・・兄妹を平等に扱うのって 実はとっても難しい事なのかもしれない。 blog ranking お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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