|
|
|
June 5, 2007
カテゴリ：子育て
日曜日に義母の家に行った時に
義母と義妹がこんな話をしていた。 義妹の娘（現在22歳かな？）が小さかった時に 道ばたで黒人を見てこう訊いてきたそうだ。 「なんで彼は黒いの？」 義妹が言葉に詰まっていると 彼女の娘はおもむろにその黒人の手を触り 黒い色が自分の手に付いてない事を不思議がったそう。 その黒い色は墨か何かだと思ったのだろう。 それを聞いた義母が 自分の孫のT（うちの子ども達のいとこ）について語りだした。 彼がまだ3歳くらいの時に スーパーでレジに並んでいた所 義母たちの前にいた女の人の長い爪を見たTが いきなり義母に言ったそうだ。 「ばあちゃん、この女の人、魔女だよ！！」 どうやらテレビのアニメで見た魔女の爪が とっても長かったらしく 同じような爪をしているその女の人が Tには魔女に見えたらしい。 そう言われて女の人が振り返ったので 「すいません。子供の言った事ですから」 と義母は必死で謝ったそうだ。 子供って面白い。 いきなりこちらが驚くような事をするのは困るけど。 彼女たちの話題に入りたくて うちの子ども達のそんな話が無いかと色々考えたが その時には何も浮かんで来なくて 子供についての面白話はそれまでになった。 でも例えば今日 夕食を食べながら息子と話していると 「この世界には怪物はいないよね」 なんて言いだす。 「勿論いないわよ」 と言うと 「でも僕の夢の中には出て来るんだ」 と目を見開いて頷いてみせる。 「どんな怪物？」 と聞いてみると 「大きな目は三つあって尖ってるんだ」 と語りだす。 「でっかい手には長い爪がはえていて 口は耳まで割けていて 恐ろしげな耳は巨大で もの凄く大きいんだ」 「・・・色は何色？」 「みどり色！！ それでね、 オオ～！！俺は意地悪な怪物だぞ～！！ って言うんだよ」 聞いていて 語りながら話しを作ってるな とわかったど ノリノリで話している息子の邪魔をしては悪いと思い 一応最後まで彼の怪物の詳細を聞いてあげた。 すると その話を一緒に聞いていた娘が 「私も悪夢を見たのよ」 と、 まだ悪夢の意味さえわかってないだろうに 偉そうに語りだす。 ・・・面白いなあ。 些細なヒントさえあれば 彼らの頭の中ではその小さな固まりが広がって 無限に大きくなって行くかのようだ。 子育てをしていると 勿論腹の立つ事もイライラする事も多いけど こんな風に感心出来る事も少なくない。 特に子ども達の想像力には 大人である私が驚かされるくらい。 口の達者になった息子の戯れ言に ついうるさいと怒ってしまう事もあるけれど 子供たちの頭の中の出来事には 出来るだけ長くつき合ってあげられたらいいな と思う母なのでした。 blog ranking お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[子育て] カテゴリの最新記事
|
|
