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テーマ:フランス語のお勉強日記(433)
カテゴリ:フランス
昨日、今日と、
夕方、夏季学校に息子を迎えに行く時に ベビーカーに乗せずに娘を連れて行った。 いつも外出する時にはベビーカーに乗せているので 娘の反応が気になったが 当の娘はと言うと 「ママ、(犬の)うんちに気を付けて!」と 嬉しげに道を歩いてくれたので助かった。 でも歩くのがメチャクチャ遅いので いつもは10分で着く道のりが 倍かかってしまうのがつらい。 さて、 私が何故そんな事をしたのかと言うと 最近、夜寝る時に娘の寝付きが悪いので 少しでも疲れさせようと言う姑息な魂胆である。 ここの所本当に暑くって 夜寝る時にも窓を開けて寝てるのだけど なにしろうちの娘は私と抱き合ってないと寝てくれない。 でもその為に増々暑くなるからか 酷い時には一時間以上もゴソゴソしている。 寝付けないくらい暑いんなら私から離れればいいだろうに!! と思うのだけど 娘はどうしても抱き合ってないと承知してくれない為 毎晩、とっっってもしんどい思いを(私が)してるのだ。 前置きが長くなってしまったが そんな訳で今日も娘を連れて 息子を迎えにトコトコ歩いていた時の事。 駅前の大きな雑貨店の前を通りかかった時に その雑貨店の店員らしいおじさんが ふいにうちの娘に声をかけて来た。 「Bonjour,petite princesse!」 (こんにちは、小さなお姫様) 私が娘を連れて歩いていると このように声をかけられる事は多いので その時も別に気にしないで そのまま通り過ぎようとしたのだけど おじさんはわざわざ娘の横にやって来て 「Bonjour!」と言ってくる。 うちの娘は人見知りをするので 知らないおじさんに話しかけられても 固まるだけで挨拶なんてしやしない。 それで私も娘に 「こんにちは、くらい言ったら?」と言うと そのおじさんが私を見て,こう言った。 「C'est votre petite fille,non?」 (これは、アナタの小さな娘さんですよね?) 私は良く娘に 「ma petite fille!!」 (私の小さな娘よ) と呼びかけて抱きつく事があり なのでその時もあまり気にせずに 「Oui」(はい)と答えたのだけど 数歩あるいてから「あれ!?」と気がついた。 彼は「petite fille」って言ったよね? 「petite fille」って・・・孫の事じゃん!! フランス語ってややこしい所があって 息子はfils(フィス)娘はfille(フィーユ)だが コレにpetit(プチ、女性形はeを付けてプチット、“小さい”の意)をつけると 孫と言う意味になってしまうのだ。 ただ、母親が自分の娘に向かって さっき書いたみたいに「私の小さな娘よ!!」なんて言う場合は 別に問題は無いらしいけど 他人に「C'est votre petite fille,non?」と言う場合のpetite filleは ズバリ「孫」と言う意味である。 と言う事は・・・ あのおじさん、娘を私の孫だと思ったって事・・・!? ショック・・・!! なんか立ち直れない気分で 息子を迎えに行って帰ってきた私なのでした・・・。 で、家に帰って来てから旦那に話したら 「あの雑貨屋の店員はアラブ人が多いから きっと文字通りに“小さな娘”という意味で使ったんだろう」 と慰めてくれた。 ・・・ちょっとは慰められたけど 実際、高齢出産で娘を産んだ私には あんまりすっきりした気持ちにはなれませんでしたわ・・・。 ところでプチフランス語講座。 他にも似たような?面白い言い方があるので。 仏語で義母の事を belle mere(ベル メール)と言う。 belleはbeau(ボー 美しい)の女性形で 文字通り取ると「美しいお母さん」と言う意味になってしまう。 もちろん義父はbeau pere(ボー ペール)「美しいお父さん」 義兄弟はbeau frere(ボー フレール)「美しい兄弟」 義姉妹はbelle soeur(ベル スール)「美しい姉妹」 そして義理の家族は 前にドラマ「冗談じゃない」でもやってましたが belle famille(ベル ファミーユ)「美しい家族」になると言う訳。 義理の関係には「美しい」を付けると言う事です。 なんか、面白いでしょ? 私も初めは 義母や義父が誰かに私を紹介する時に 「義理の娘の・・・」(美しい娘の・・・)と言われる度 なんかくすぐったくて,でも嬉しかった物でした。 もう慣れてしまったけど・・・。 なんか、長々と書いてしまったけど 今日は、ただ、 フランス語ってややこしいなあ と書きたかっただけなんです。 ・・・ああ、 やっぱりちょっとショックが抜けきれてませんわ・・・。 blog ranking お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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