思えば遠くへ来た私

息子が夏季学校へ行きだしてから

朝の時間はバタバタと忙しかったりするが

息子を連れていった後は

娘を公園でゆっくり遊ばせて

買物をして帰って来たあとは自由に出来るので

幼稚園に行っていた時よりずっと楽で嬉しい。

何より四往復がないのがいい。

本当に夏季学校様様なのだけど

そんな夏季学校にも実は欠点があったりする。

息子が毎日リュックに入れて行く物は

バスタオルと海パン、日焼け止めに小さなペットボトル、

それとこの間言われて付け足した水泳帽、と

これくらいである。

一週間の予定は

入り口の所へ貼り出してあるのだけど

なにしろコロコロ予定が変わるので

いつ水遊びをしてもいいように

海パンは絶対に持って行かなくてはならない物なのだ。

予定通りに行かないのにはもう慣れたし

息子も別に予定が変わったからと言って

楽しんでない訳でもないようなので別にいい。

それより何より

私が一番イヤなのは・・・

どこかへお出かけした日には

持って行ったバスタオルがドロドロにされてしまう事だ。

今日のように建物に一日中残って遊ぶ分には

たまに洋服が汚れたりする程度なのでいい。

でも、週に２回はあるピクニックなどに行くと

決まって持って行ったバスタオルがドロだらけ・・・。

訊くと

芝生の上に敷いて座ったり寝転んだりしているらしい。

この間なんて

息子が敷いた場所が濡れていたらしく

持参した白いバスタオルは

文字通り真っ黒に変貌していた。

「なんだこりゃ！！」

と私が驚きの声を上げると

「これは、僕が敷いた場所が濡れてて・・・ごめんね」

と早めに謝る息子。

はあ・・・・・・。

そう言えば去年もこうだった。

持って行ったバスタオルは驚くほど汚れていて

その度にタオル地に入り込んだ草を一つ一つ取り除いて

何度もバケツですすぎ洗いして

くたくたになった物だった。

勿論今年も例に漏れず

ピクニックに行ったその日のバスタオルは

悲惨な状態で戻される。

・・・これさえ無けりゃ

本当に夏季学校様様なのになあ。

この間の真っ黒なバスタオルを見て逆上して

つい息子に

「今度からタオルは下に敷くな！！」

と言ってしまったけど

皆が敷いているようなので

息子だけ何も敷かないのも可愛そうかなあ。

でも別に芝生に座るのに

タオルを敷く事は無いじゃんねえ？

タオルを汚されるくらいなら

ズボンを汚された方がいいと思うせこい私。

でも芝生なんて

直に座ってもそんなに汚れたりしないし。

タオル地に入り込んだ小さな草を取り除くのって

本当に本当に大変なのよ・・・。

明日も予定では一日建物に残るはずだけど

水曜日はまたまた恐怖のピクニック。

もう一度息子には

芝生には直に座って

絶対にバスタオルは敷くな！！

って言い聞かせておかなくちゃ・・・。

こんな私って、鬼母・・・？










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