思えば遠くへ来た私

フランスには小切手と言うとても便利な物がある。

それさえあれば

手元に現金やカードが無くても

買物が出来てしまうと言う優れものだ。

私もこちらで暮らすようになってから

時々利用してるのだけど・・・。

とっても便利なこの小切手のせいで

今朝、

あわや夫婦喧嘩が勃発しそうになってしまった・・・。

と言うのも。

私はいつも買物をする時には

だいたい現金を使う。

が、

持ち金が少なくなって来ると

やはり便利な小切手でその場をしのいでしまうのだ。

その結果・・・

今朝、うちにあった現金は

たった85サンチーム。

それも子ども達の貯金箱や

引き出しのすみや

色んなズボンのポケットの中を探しまわって

やっと見つけた金額・・・。

朝から旦那が

「何でこの家にはいつも現金が無いんだ！！」

とキレまくっていたので

一体何かと思ったら

どうやら自分の巻きたばこの為の

紙を買うお金が欲しかったらしい。

ちなみに金額1ユーロ。

「1ユーロも無いなんて普通じゃない！！」

と言いやがるので

「タバコなんて言う無駄なことに使うお金なんて

　うちには一銭だって無いんだ！！」

と私も逆ギレしてやりました。

でもね。

実際うちにはあまり現金は置いて無いかも。

なぜかと言うと

私は、

フランスの銀行でカードを使ってお金を下ろすのがイヤだから！！

日本では別に

なんとも思わずカードを使ってたけど

こちらに来てテレビで色んな恐い話を見たり

人に恐い話を聞いたりしたので

他人事じゃないと恐ろしくなってしまったのだ。

だから

出来るなら

カードでお金を下ろすのは最小限にしたいのだけど

なんとこちらでは

一週間に下ろせる額と言うのが

だいたい500ユーロまでと決まっているようで

それ以上下ろしたい時には

窓口に行かないといけないのだ。

いつも込んでいる窓口で子連れで行列作るのは

やはり避けたいし

だからいつも500ユーロを下ろして

無くなる頃にまた下ろしに行くようにしてるんだけど

でも出来るだけ行きたく無い私は

現金が無くなりかけると

ついつい小切手で払ってしまうと言う訳。

で、

小切手が使えないくらいの小額の、

例えばパン屋とかでバゲットを買う時には

勿論現金で払い

そんなこんなでだんだん現金は減って行き

今朝のように85サンチームしかない

という事態を招いてしまったのだ。

もし私が

小切手なんて言う便利な物を持ってなかったら

きっとすぐにカードを持ってお金をおろしに行ったのだろうけど

持ってるんだもの、

仕方ないよねえ。

ちなみに旦那、

どうしてもタバコ無しではやっていけないので

朝っぱらから

お隣のマダムwの家に行って

1ユーロを借りようとしたけど

いつも睡眠薬を飲んで眠っているマダムw、

旦那がいくらチャイムを押しても出て来ず・・・。

朝8時前だったしねえ。

多少乱暴に仕事に行った旦那だったけど

夕方帰ってきた時に

いつもの旦那に戻っていたので

「タバコの紙は結局どうしたのか」と尋ねたら

仕事先の建物の管理をしているおじさんに1ユーロ借りて

その足でタバコ屋まで走ったのだそう。

これに懲りて

少しはタバコの数を減らして欲しい物だわ！！

まあ、私も

少しは現金を家に置いておくようにした方が

夫婦間も平和でいられるのかも・・・。









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