思えば遠くへ来た私

火曜日のお昼に息子が先生同伴で学校から出て来た時に

実は息子の手に紙切れが握られていた。

見ると、

それは同じクラスのS君の誕生日の招待状だった。

内容は

今度の日曜日の14時半から“クイック”で

S君の誕生パーティをするので

それに招待するとの事。

ちなみに“クイック”とは

イギリス系（旦那談）のファーストフード店だ。

でも先生に、

授業中の態度が悪いと怒られた事で

旦那は

「罰として行っちゃダメだ！！」

と冷たく息子に言ってしまった。

が、

うちの旦那は

怒ってる時はすごく怒ってるけど

のど元過ぎれば熱さ忘れる、とでも言うのか

少し立つと

さっきの怒りようは何だったんだ？

とこちらが思う程態度を変える奴で、

昨日一日ですっかり怒りが冷めてしまったらしく

「学校で先生の言う事を良く聞いて

　ちゃんと勉強を頑張るなら行っても良い」

と息子に言ってしまった。

喜んだのは息子だ。

なにしろ初めてクラスの子の誕生日に招待されたのだ。

しかも会場はクイック！！

息子の好きなマジックボックスを貰えるかはわからないが

もしかしたらおもちゃくらいは貰えるかも。

きっとフライドポテトも食べるんだろうし。

私としては

一度言った事をすぐにひっくり返す旦那に

少し腹が立ったけど

息子も少しは（？）反省してるようだし

何より

もうすでに行く気満々なので

結局許すハメに。

そうと決まったらやらなければならない事がある。

23日までに返事をしなければならないのだ。

私はフランスで電話をかけるのは苦手なのだけど

こういう事は旦那には頼みにくい。

第一、

頼んだ所でやってくれそうも無い。

なのでさっき

意を決してS君のお母さんに電話をかけた。

よく学校の送り迎えで見かける彼女は

怖そうで一度も話した事は無かったんだけど

電話で話したらとても感じのいいお母さんで

人は見かけで判断しちゃダメだとちょっと反省。

こうしてめでたくうちの息子、

今度の日曜日に誕生パーティに出席の運びとなりました。

心配なのはうちの娘。

さっき電話でS君のママと話してる時に

“クイック”と言う言葉を聞いてしまったからか

「私もクイックでフライドポテトを食べるからね。わかった！？」

と何度も私に言って来る。

・・・可哀想だけど今回は

アンタはクイックでフライドポテトは食べれないのよ。

日曜の午後に

これをどうやって娘にわからせるかが

今の私の大きな課題、かな。








blog ranking